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男女共同参画

先日、女性税理士連盟兵庫ブロックの総会があって、そこでこの度、近畿税理士会初の女性副会長になった先生と、なんや市議会議員になった私のお祝いというか紹介をしてもらった。

女税はその昔、女性の税理士が数人という時代に「婦人税理士会」という名で結成され、たくさんの先輩方がその後を継いで女性税理士の地位の向上と活躍を推進してこられた会。

今回いらしてた中にも、税理士会の役員を男性の中で一人で切り開かれ、政府税調まで経験された先生もいらっしゃる。各単位税理士会の初女性支部長をこなされた方も多数いらっしゃる。

私はそんな大先輩方から遅れること数十年なので、正直そこまで女性税理士として理不尽に感じたことはない。世の中では、男女雇用機会均等法も施行されてたしね。

ただ男女共同参画でも言われているように、女性の進出が遅れている部分はもちろんあるし、世界的に見ても確かに遅れているのだろう。それは日本の文化が邪魔をしている部分も大いにあるのかもしれない。
上に張り付けたグラフを見ても、政治の世界は特に遅れているのは確か。最新で2019年だから、今はもっと多いとは思うけど・・

その総会の懇親会で話されてたのが、商工会議所の副会頭をやられている税理士。兵庫県にたくさんある商工会で、もちろん女性の会頭はいないし、各商工会に2~3人いる副会頭ですら、女性は兵庫県で3人しかいないらしい。

その方のお話で興味深かったのが、宝塚の市議会は女性が過半数を超えたとかで、その市議があいさつに来られて「女性市議に求めることは何ですか?」と尋ねられたとか。

そう、昔々女性に選挙権がなかった時代には、「女性も選挙権を持つ!」というのが目標であり女性躍進だったのだろう。そして次は「いろんな分野で女性の数を増やす!」というのが目標となり、その数を増やすことで女性の地位向上のようになる。

では、その次は・・・?
女性の数が過半数を超えた時に、果たして女性の役割は何ぞやって思うよね。そこで男性と同じことをやり、「女性も男性と同じことができるよ!」ってことを見せるだけでは、女性である意味ある??って思うのよね。

だから女性の数が増えて男性と同等になった時、本当に女性の意義を見せないといけない時代になるのか・・これからが正念場だよね・・と、その大先輩のお話を聞きながら思った次第です。

女性である意義、何だろうな・・最近のもっぱら私のテーマです。

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