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スキマバイトに垣間みるジェンダーギャップ問題

渡りのバイター#14

 かつて「渡り陶工」と呼ばれる陶工たちがいた
 彼らは焼き物の産地で渡りをくり返すことで
 修行し技術を磨き新しい技法を生み出したのだ
 彼らは時代に革新をもたらしたのである…

そんな渡り陶工へのリスペクトからスキマバイトで渡りをくり返す熟女のバイトエッセイです

大袈裟なタイトルですが…真面目に!

生まれてこの方、だいたいの事は茶化して生きてきました。なのにごめんなさい。
社会問題的タイトルでPVを稼げるかという姑息な…
いやいや、お試しです。
いやいや!本当に真面目に〜

本題。スキマバイトを探す時、結構レビューを参考にします。
ワーカーが働いた店のレビューを書くのですが
大抵はありがとうございました。また機会があれば…
みたいな感じです。
楽しく仕事できました!的明るいレビューは若い人に多く見受けられ、私が参考にするのは具体的な業務内容の記載なので私もそうしています。

皆さん親切でしたとの書き込みも多いですが、私の暮らす地方都市は裏表があることで全国的に有名な土地なのでこれらは信用できかねます。笑

水も飲ませてもらえませんでした

という、えっ?って書き込みを目にしました。
逆にちゃんと水分補給気にかけて貰いました。というのはもっと多いです。
ん?昭和の部活か!と最初は心のツッコミを入れておりましたが、何度か現場に入るうちに気がついたのです。

水が飲めないような現場はない

ということです。ただ声掛けしてもらえたり、実際飲み物を用意して頂ける現場と、そうでない現場の違いはあります。
20年以上ぶりに肉体労働してみて、特に暑い夏でしたし、水って大事だなって心底思いましたよ。熱中症なるもん。
ただ、水を持って行って飲んだからって全く問題ないですし、飲食店なら水下さいって言えばどこでももらえると思います。なんなら勝手に飲んで怒られる事も皆無でしょう。

それこそ、そこに問題があるのでは?
誤解を恐れず書きますが50代女性に多い書き込みです。まさに部活で水も飲ませてもらえなかった世代?でもそれはギリギリ私も同じジェネレーションズですよ、ご同輩の皆様。

私が就職した時代、結婚退職や子どもが出来たらお辞めになる先輩がまだまだ多かったです。業務内容も男性のアシスタント的な業務系の仕事をする女性が多かったのではないでしょうか。真面目でコツコツ、指示される仕事を早く正確にこなすことが求められたのですよ。指示を先回りして。
あくまで、指示の範囲を越えないという周りの同調圧力もあったはず。
今だって捉われてる人、多いように感じます。

自律型人材って何?よ

10年くらい前にから急に言い出したでしょ。
岸田さんは最近言ってたけど。
私は跳ねっ返りの中2病が今だ完治してないので、は?ずっと自立してますけど、何か??
って思ってましたが…
字が違うじゃーん。むずかし。

みんなにシフトチェンジが必要だ!
水は勝手に飲むようにしょう!

常識は常に時代とともに流動的です。
向こうから提案がなければ、
水を飲むことさえ難しいと感じる人の横で
浴びるように水飲んで何回もトイレ行く人と共に働いていくのですよ。待ってるだけ、与えられるだけを完璧にこなす時代は変わってきてます。
育った環境をもう一度見直して意識を変えていかねば、リスキリングなんてしても自分を活かすことは難しいのでは?
誤解無きよう。本人たちに非は無いのです。

牛は自身が飲みたいと思わなければ
川に引っぱって行っても水は飲まない

って小学校の先生が言ってました。
宿題は本人次第ですよ。って意味でしたが。笑

いい社会って
みんなで作っていかないとね

なんて考える歳になってしまったもんだ。

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