センテナリアンに学ぶこと

知らない世界の知らないことがたくさんある。
だから、わからないことは聞いたらいい。
教えてもらったらいいのだけれど・・・

人生100年時代。
百寿者はセンテナリアンと呼ばれている。
もちろん健康でなければいけないのだが、歳を取ると脳はポジティブ脳に変化するのだという。
そのほとんどの人が、心理的特徴である「老年的超越」を示して今が一番幸せと答えるのだそうだ。

たとえばお金や物への要求が消える。
自分を良く見せようとするこだわりがなくなる。
辛い現実を目の前にしても、あるがままにポジティブに受け入れられるようになる。
人への感謝の気持ちが大きくなる。
ひとりで居ても、孤独を感じなくなる。などなど。

どうやら心の持ちようは、センテナリアンに学ぶことが多そうだ。
もう歳だからなんて言っている私は、まだまだピヨピヨのヒヨッコ。
あれも欲しい、これも欲しい、もちろんお金も欲しい。
まだまだ若いつもりで、受け入れられない老化現象のあれやこれや。
考えてもしょうがない心配事だってたくさんある。
夫に感謝の気持ちはちょっとだけ。
ひとりで居ても孤独を感じないのは猫がいるから。

ポジティブ脳にはまだまだなれそうにはない。
とはいえ100歳まで生きたいかと問われたら、
私の答えはNOなのだが。

今月は父の誕生日。
飛び出す猫のバースデーカードにメッセージを書いて、ダウンベストに極暑下着、靴下のプレゼント。
お煎餅、甘栗、胡桃も入れて送った。
プレゼントはもらう楽しみもあるけれど、あげる楽しみもあるのだと感じる。
母が私にしてくれなかったことを、今こうして父にしてあげる。

今や認知症が進んできた父だが、それでも思うことは色々あるのだろう。
まだ老年的超越には至っていないが、今が一番幸せと思ってもらえたらいい。
「歳を取ったらアンタだってわかるよ」と言っていた父。
その言葉の意味はまだ私にはわからない。

　

お茶にしましょう
ジンジャーティーに雑穀クッキーで一息
ヘルシーで歯ごたえザクザク
硬くて食べられないって？
歳を取ったらわかるよ！