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バフェット、チャブ株取得

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイが、損害保険大手チャブの株式を3月末時点で67億1700万ドル(約1兆400億円)相当保有していることが15日、明らかになった。2023年7〜9月期から取得を始め、徐々に買い増したとのこと。

日経新聞の図引用

赤枠で囲ったあたりで株式取得を始めたようだが、見事に底値で購入している。これが投資の神様と呼ばれる所以なのか。

著名投資家ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハザウェイが、保険大手チャブの株式を2023年7〜9月期から取得し、2024年3月末時点で67億ドル相当保有していることが判明しました。バークシャーは特例を利用し、23年9月と12月時点の保有状況を非開示にしていましたが、今回の修正開示で投資の詳細が明らかになりました。バークシャーはチャブの株式約2600万株を保有し、これは発行済み株式の約6%に相当します。投資発表後、チャブの株価は上昇しました。また、バークシャーは1〜3月期にアップルやパラマウント・グローバルなどの株式を売却し、総額172億ドルの売り越しとなりました。

チャブ社とは?

Chubb Limitedは、スイスのチューリッヒに本社を置くグローバルな保険会社です。世界54カ国以上で事業を展開しており、時価総額に基づいて世界最大の公開取引されている損害保険会社です。Chubbは、商業および個人の財産・損害保険、事故保険、健康保険、再保険、生命保険など、幅広い保険商品を提供しています。

Chubbのビジネスモデルは、以下の主要な活動に焦点を当てています:

1. **引受とリスク評価**: Chubbは厳格な引受慣行を採用し、保険リスクを正確に評価・価格設定します。

2. **クレーム処理**: 効率的なクレーム処理はChubbの運営の要であり、顧客が必要なときに迅速な支援を受けられるようにします。

3. **顧客サービス**: Chubbは高品質の顧客サービスを強調し、契約者との強固な関係を維持します。

4. **リスク管理サービス**: 同社はクライアントが潜在的な損失を軽減するためのリスク管理ソリューションを提供します。

Chubbは、高度な技術、熟練した人材、戦略的パートナーシップの組み合わせを活用してサービスを効果的に提供しています。同社は、保険仲介業者、代理店、再保険会社、技術提供者と協力して市場の拡大と製品の強化を図っています。

Chubbのコスト構造には、引受費用、クレーム支払い、従業員コスト、技術投資、マーケティング費用、管理間接費が含まれます。同社の広範なグローバルな存在感と強力な財務安定性は、その評判と競争優位性に貢献しています。

バフェット氏の株式術

ウォーレン・バフェットの株売買の基本方針は以下のような原則に基づいています。

1. **長期投資**:
バフェットは短期的な利益を狙わず、長期間にわたって成長が期待できる企業に投資します。彼の投資哲学は「企業の一部を買う」という視点で、株を一時的なトレードの対象ではなく、企業そのものを所有するという考え方に基づいています。

2. **価値投資**:
バフェットは「バリュー投資」と呼ばれる手法を採用しており、内在価値が市場価格よりも高いと判断される企業を選びます。つまり、割安な価格で高品質な企業を購入することを重視しています。

3. **企業の質**:
投資先の企業の質を重視します。バフェットは、強固なビジネスモデル、持続可能な競争優位性、優れた経営陣を持つ企業を好んで投資します。

4. **シンプルで理解しやすいビジネス**:
バフェットは、自身が理解できるビジネスに投資することを重要視しています。複雑すぎるビジネスモデルや業界には投資しない方針です。

5. **キャッシュフローの重要性**:
バフェットは、企業のキャッシュフローを重視します。持続的に高いキャッシュフローを生み出せる企業は、財務的に健全であり、将来的な成長も見込めると考えています。

これらの原則に従い、バフェットは長期的に安定したリターンを狙う投資戦略を実行しています。

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