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中国人民銀行、預金準備率0.5%下げ

中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は24日の記者会見で、市中銀行から強制的に預かるお金の比率を示す「預金準備率」を引き下げると発表した。2月5日に0.5%下げるとのことだ。

要約文

中国人民銀行(中央銀行)は、景気停滞に対応するため、2月5日に市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表しました。この措置により、市中の資金が増え、融資拡大が促されることを目的としています。この準備率の引き下げは、2023年9月以来であり、約1兆元(約20兆円)の長期資金が市場に放出される見込みです。この決定は、消費者物価指数の低下や新規融資の落ち込みなど、景気の回復力が弱いことを背景に行われました。また、政府債の発行額は2024年も高水準が予想され、銀行の手元資金を増やし、政府債の安定消化を促す狙いもあります。

株価の影響

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為替への影響?

預金準備率を下げることで、20兆円の資金が市場に放出されるとのことだが、これにより金利が低下することが予測される。また金利下がると、海外からの資本が流入しなくなり、通貨の価値が低下する。為替は政治や国際関係など様々な要因で変化するが、今回の経済動向が多少は元安に影響があるかもしれない。

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