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セコムの純利益6%増

セコムが8日発表した2023年4〜12月期連結決算は、純利益が前年同期比6%増の763億円だったとのこと。この他日本における警備会社について取り上げたいと思う。

要約文

セコムは2023年4月から12月までの期間に純利益が6%増の763億円に達し、2年ぶりに過去最高を更新しました。この期間の売上高も5%増の8356億円で、3年連続で過去最高を記録しました。事務所や家庭向けのセキュリティー事業契約の増加、防災や保険事業の好調が貢献しています。子会社化した空港警備会社セノンの売り上げ向上や、消火器などを扱う能美防災やニッタンの販売伸びも影響しました。営業利益は4%増の1036億円、経常利益は7%増の1197億円でした。2024年3月期の業績見通しは純利益が前期比2%減の941億円と予測しています。また、ALSOKも同期間に売上高6%増、純利益17%増を発表し、セキュリティー事業が増収増益に貢献したことが明らかになりました。

日本のセキュリティ会社

日本で有名な警備会社とその特徴を5つ紹介します。

1. **セコム株式会社**
  - **特徴**: セコムは、日本で最も大きく、最も認知されている警備サービス会社の一つです。日本で初めてオンラインセキュリティシステムを導入したことで知られており、住宅やビジネスのセキュリティシステム、医療アラートシステム、情報セキュリティサービスなど、幅広いポートフォリオを持っています。

2. **綜合警備保障株式会社(ALSOK)**
  - **特徴**: ALSOKは、警備員サービス、貴重品輸送、電子セキュリティシステムなど、包括的なセキュリティソリューションで知られています。彼らは民間および公共セクターの両方において強い存在感を持ち、緊急対応能力で高い評価を受けています。

3. **セキュリタス**
  - **特徴**: 元々スウェーデンの会社であるセキュリタスは、日本においても重要な存在感を持っています。警備員による警備、移動パトロール、遠隔モニタリングを含む幅広いセキュリティサービスを専門としています。セキュリティソリューションにおける技術の使用で知られています。

4. **三井物産セキュアディレクション株式会社**
  - **特徴**: MBSDとしても知られるこの会社は、三井グループの一部であり、リスクマネジメントコンサルティングや警備員サービスなど、さまざまなセキュリティサービスを提供しています。クライアントのニーズに合わせてカスタマイズされたセキュリティソリューションの作成に焦点を当てています。

5. **セントラル警備保障株式会社(CSP)**
  - **特徴**: CSPは、小売りおよび商業施設向けに特化したセキュリティサービスで認識されています。セキュリティガードや監視システムの提供から、災害防止や緊急対応計画まで、幅広いサービスを提供しています。

これらの会社は、伝統的な警備員サービスからハイテクセキュリティソリューション、リスクマネジメントコンサルティングまで、サービスと専門分野が異なります。それぞれが信頼性と包括的なセキュリティ提供で、日本において強固な評判を築いています。

セコムドローンXX

セコムは、AIを活用し巡回・侵入監視を行う「セコムドローンXX」を開発しました。これは日本初の取り組みで、2024年春に発売予定です。人手不足の解消と効率化を目的に、人や車両を自動で追跡・撮影する画像AIを搭載しています。飛行時間と速度が向上し、最大半径約6kmを警備でき、耐風性能と夜間監視能力も強化されました。LTE通信を利用可能で、Wi-Fi設備不要で低コストで導入できます。新開発の格納庫でバッテリー交換や充電、機体チェックを全自動で行い、迅速な再飛行が可能です。

セコム、AED CR2-Auto

セコムは、ショックボタンを押す必要がないオートショックAED「AED CR2-Auto」の販売を2023年10月2日から開始しました。この製品は、心停止状態の患者に自動で電気ショックを与えることができ、既存のセミオートAEDの使用時に見られる適切なタイミングでの電気ショック実施の躊躇や、救助者のストレスを軽減することが期待されます。セコムはこれにより、AEDの普及と救命率向上に貢献し、「AEDがいつでも、誰でも使える社会」の実現を目指します。

ALSOK EDR サービス

ALSOKは、マルウェア攻撃を即座に検知し、感染した場合でもデータを自動で復旧させる「ALSOK EDR サービス」を2024年1月31日から提供開始しました。このサービスは、24時間365日、お客様のPCを安全に利用できるようサポートし、従来のウイルス対策だけでは防ぎきれないサイバー攻撃から保護します。これにより、情報システム部門の人手不足などで被害対応が遅れがちな企業も、被害を迅速に抑えることが可能になります。

ALSOK 遠隔点呼導入支援

ALSOKは、自動車運送事業者が運行安全を確保するための点呼業務をリモートで実施できるようにする「遠隔点呼導入支援ソリューション」を2022年11月から提供開始しました。このサービスは、遠隔点呼に必要な機器やシステムをレンタルで提供し、初期費用を軽減します。また、勤怠管理や車両鍵管理のオプションも用意されており、地方運輸局への申請支援も行います。これにより、DXや働き方改革を推進する自動車運送事業者をサポートします。

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