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深く息を吸えるということ

私には、彼女がいる。この言葉を聴くと書き手である私は男性だと認識する人が多いのではだろうか。このように書くということは、私は女性で、性自認も女性で女性と付き合っている。
世間で言うLGBTQ+に含まれる。

生活していると、性的マイノリティーであろうとなかろうと時々、息が吸いづらくなる場面があるだろう。
この、息を吸いづらいというのは呼吸器官に異常を来たしているのではなく、今いる場所で自分らしくいられず、自分を隠したり湾曲してしまう時の"あれ"だ。
先述したとおり私は、性的マイノリティーであり、日々の会話の節々で息がしづらくなる。
大学生は、色恋の話が1番盛り上がる年齢(偏見)なので当然のように彼氏の有無を聞かれることがある。その度に彼女の存在を隠したり、話を逸らしたりする。自分の中で大切であることを他人に何も気にせず吐露することが出来ないというのはとてもきつい。

そんな私には、深く息を吸えて自分らしくいられる場所がある。そこは新宿二丁目だ。二丁目にいる時は、彼女への振る舞いを気にすることなく、自分らしくいられる。勇気が出ず、まだ二丁目のお店に入って二丁目の人と交流することは出来ていない。でも、二丁目の道を歩いているだけで深く、深く息を吸うことができる。だから、用もないのに月イチでその道を歩いてしまう。

2024年、二丁目のお店に入ることが目標だ。

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