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週刊少年マガジン原作大賞に応募してみた振り返りとお礼

 はじめまして、ゆわです。
 先日、こちらのnoteの、週刊少年マガジン原作大賞の応募に挑戦してみたので、その振り返りなどを書いてみます。応募作品は『書道がやりたいだけなのに!』(仮題)です。

 私は物語を書くことは好きで日々書いているのですが、今まで賞に応募したことはほとんどなくて、
 頑張ってみたつもりだけれど本当に久しぶりだったので……ドキドキで手と心と魂が震えました(笑)
(みんなは「イエーイ! おれが優勝だぜ」って投稿してるのかな……)


 このnoteは今回の賞に応募するために始めたもので、開始時点でフォロワーさんもゼロでしたし、使い方もまだまだ分からない事も多いのですが、
 読んでくださり、いいねやフォローしてくださったり、応援や感想、記事で紹介までして下さったりした皆様に本当に感謝しています。ありがとうございます……!


 日々どんどん新しいことがあり、ひとつに熱中すると他をすべて忘れてしまう性質なので、忘れないうちに、応募したときのことをどこかに書いておこうと思って書いています。

 わたしの本業は書道家で、いつもは別名で活動しています。
 そのため普段は、書いたり描いたり書いたり自然の中で遊んだり、苦手な事務作業もできるだけ楽しもうと足搔きつつも泣きそうになったりしています。主人公の伊墨と同じく、書くときには人が変わるタイプみたいです。

 ちなみに私が書いても魔法は出せないので、脳内で補填しています。もちろん冗談です。


 「書いたり」の内容は、古典の臨書(勉強)をしたり、個展の作品制作だったり、ペン字だったり絵だったり、たまに書道パフォーマンスだったりと様々で、事務作業以外は楽しいです。新刊小説の書籍タイトルや背景アート作品も制作させていただいたりも。
 今はご依頼いただいたロゴ制作のお仕事のため、ちょっとでもよい作品に仕上げるために自分の出せるすべてを搾りカスになるまで出し切れるよう日々奮闘して、一番「これだ!」というものを納品したいなって思って書いてます。
 書道家って、人前で書く書道パフォーマンスが知られてきた事から華やかな印象があるみたいですが、日々やることはとっても地道で地味なことの積み重ねが多いです。爪の間には日常的に墨がたまっているタイプの残念女子かもしれないのですが、研究したり工夫したりするのは大好きなので、書いている時間はとっても楽しいのですよね。
 

 変わったお仕事をしているからか、先日、小説のお勉強のために上京したときに「書道の作品が読みたい」と何人かの方に言っていただいて。
 以前から、書道の作品をいつか書いてみたいな、と思っていたので、マンガ原作に挑戦するのは初めてだけど、マンガは大好きだし頑張ってみようと。
 書道関係の方々には怒られちゃうかもしれない内容ですが、「まあいっか! のびのび書いちゃおっと!」と開き直り、今回は書道仲間には内緒でこっそり出してみました。(書道関係のみなさまごめんなさい怒らないでください私も書道好きです)
 誰にも読んでもらえなかったら、と不安でしたが、みなさまのご協力のおかげで、少しでも読んでいただけたのなら……本当に嬉しいです。

 私は短い文章にまとめることが得意ではなく、企画書部門で応募した今回の作品も、もともとは小説風に書いていました。
 しかしそちらは、主人公が書道パフォーマンスをしているところの描写を始めたら面白くなってしまって止まらなくて。お気に入りの音楽をうっすら流しつつ、ニヤニヤしながら調子に乗ってキーボードを叩き続けていました。

 その結果、異世界に行ってもらうはずの主人公が、全然異世界に行ってくれない……。
 そして迫り来る締め切り。

 困ったな、マンガの原作賞にはこれじゃ出せないよなあ、と思ったのですが、個人的には好きなものに仕上がりそうだったので、
「きみは現実世界が好きなんだね、よしよし」と納得することにして、そちらのお話は涙を呑んでボツにしました(こちらは青春小説として、別の小説の賞に応募できたらいいなと思っています)。


 そうしてもう一度、一から考えてみました。その時点で、もう締め切日の前日の夜だったので、小説風に書いて応募したら間に合わないと思い、企画書で応募することに決めました。(これからはギリギリに生きるのではなくもう少し余裕をもって応募できる子になりたいと……おもいました)

 そうは言っても企画書の書き方を全然知らず、「こんなの企画書じゃない!」って怒られちゃうかもしれないと怯えました。
 しかし、今回は有難いことに応募の方法を丁寧に解説してくれていて、そこには「ラブレターと思え」と書かれていたので、

 そちらを教科書にさせていただき、できるだけ読みやすい書き方をしよう、と思って書いて、文字数制限と睨めっこしながら削りに削って、時間内に今できるものを出し切ろう、という感じで勇気を出して提出してしまいました。

 サムネの筆文字タイトルはじっくりと何枚も書く予定だったのですが、文字数を削るのに時間を取られ過ぎて、結局ダッシュでアトリエに駆け込み、一発で決めると心をきめて、1分で心を整え1分で書き、1分で押印をして、2分で画像編集して投稿しました。
 ドキドキしすぎて800人の前で書道パフォーマンスしたときよりもずっと手が震えました。
 毎回様々な賞に応募している皆さまはこんな気持ちを味わっているのかと畏敬の念を抱いています。

「規定を守って書き切って、賞にちゃんと応募する」というその経験だけで上手になるんだなあと感じたので(全力でコミットしようと頑張るから)、これからはもう少し積極的に応募していけたらいいなと思います。


 私は小説もマンガもアニメも、物語系は全部大好きで、マンガも毎日のように読む大好きなコンテンツで、物語や漫画を作る人たちもとっても尊敬しています。
 今回の賞も受賞の壁はとっても高いだろうと思い、このスケジュールの中でまず出せただけでも偉かった!と、今は自分を慰めています。

 今回提出した、異世界書道ファンタジーの物語は、だいたいラストまでイメージができていて。
 基本は少しだけ(?)ぶっ飛んでいるコメディ調だけど、どんでん返しと義理人情と書道の知識をちょこちょこ入れる予定の、個人的には好きなお話で。せっかくだから小説バージョンをここに載せようかな? と迷っています。

 読みやすい体裁に整えて、また投稿する勇気が出せたら、投稿してみるかもしれないしできないかもしれません。こちらの賞の結果が出たら、ライトノベルの賞に出してみようかな? もしもここに出せたら読んでくださったら嬉しいです。

 そして、一つ目のボツにした方の物語は、ここまでぶっ飛んでいなくて、今のところは現実的な描写を多く入れた青春小説風になっています。元々私はファンタジーと、宮沢賢治先生風の大人向けの童話ばかり書いていたのですが、こちらは一般~ややライトな小説になる予定です。選ぶ言葉もマンガ原作をイメージしている時とはだいぶ違うのが、書いていて楽しいです。

 お友達の書道家さんに取材を申し込んでみたので、青春小説の方は、リアルに写実的に、そして私の経験と書道愛と物語愛を込めに込めて書いていけたらなって思っています。
 (ちなみに自分でも時々書道パフォーマンスするので、取材は必要ないと思われるかもしれず、それもある意味そうなのですが。自分で書いてるところって、観客の立場から見たいと思うと動画や写真でしか見れないし、自分や師匠だけでなく、いろんな方の方法を見てから書いた方が物語に説得力が増すかな?って思ったのです^^ しかし自分が書く人だから、書道を書く人の気持ちがわかる所は良いかなって思います)

 なんだか言い訳なのかお礼なのか報告なのかわからない文章になってしまいましたが……

 とにかく、読んでくださった皆様ありがとうございました! 
 
 そして文章を書くことを愛する皆様。文章を書くという、最高に楽しくてちょっと大変で孤独なことを愛する皆様を、応援しつつ、ちょっとでも上手になれるよう私も頑張りたいなと思っています。

 よろしくお願いします^^
 

 ゆわ


 


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