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好きなものを好きと言えること

今更ながら…
改めて分かったことがあります。

"好きなもの"を
"好き"と言えることって
凄く大事なことですね。

それが出来るだけで
"幸せ"を感じられるし
"自己肯定感"にもなる。

好きなものに囲まれて
不幸な人はいないと思うんですよね。

わたしは、そのことに
やっと気付きました。

ここ数年でやっと分かったのですが、
わたしの"好き"は案外幅が狭いです。

=好きなものを、自分で
本当は分かっていた。

でも、小さい頃から
あまりまわりに認めて
もらえなかった気がします。

"なんでそれがいいの?"
"こっちのがいいよ"
"そんな派手なの辞めなさい"
"それ、変だよ"
"そんなみっともない…"

そんなコトバをよくかけられてきました。

(確かに、周りの人とは
ちょっと選ぶものが違ったかも)

その影響なのか、
自分の好きなものが
分からなくなっていました。

何かを選ぶとき、
直感ではなく、
一呼吸置いて、
"普通ならこっちだよな"
と、別の何かの基準に照らし合わせて
選択していた気がします。

実家暮らしの頃は特に、
持ち帰った時に、
何か言われないように…とか。

そうこうしてるうちに
自分の直感と自分の"好き"を
殺していたんだと思います。

何故それに気付けたか?と言うと。
数年前のことです。

弟の買い物に付き合った時に
わたしは靴屋さんの前で
"わぁ〜かわいい♡"と
一目惚れした靴があり、足を止めました。

自然と足は止まるし、
目からはハートがいっぱい溢れ出てくる…
そんな感じなのに

頭の中は
"こんな派手な靴…"とネガティブな言葉で
埋め尽くされていったのです。

そこで弟が一言
"サイズあるか聞いてみたら?"
"絶対好きなやつじゃん、これ"

と言うのです。
でもわたしは

"辞めとく、サイズあったら
もっと欲しくなっちゃうから"

とその場を自分から去ったのです。

でも、たまたま帰りに
その靴屋さんの前を通ってしまい、
また足が止まってしまったのです。

わたし
"はぁ〜かわいい♡"


"だから言ったじゃん、
これ、お姉の好きなタイプ、
ど真ん中じゃん"

"いま、買わなくても
どうせまた見に来ることになるんだから
いま、買っときなよ"

と言われて、妙に納得して、
サイズがあったので購入しました。

そして、結局その靴は
大のお気に入りになり
6年近く履いて、
履き潰して処分しました。

そして、更に数年が経ち、
一昨年のことです。

滅多にバッグが
欲しくなることはないのですが、
新卒以来約10年ぶりに
バッグに一目惚れをしました。

バッグって、可愛さも大事なんですが
結局は使い勝手を重視しないと
使わなくなるんですよね。

そして、わたしのこだわりは
中に仕切りがないこと。
特に真ん中に仕切りがあるのが
大嫌いです。

こだわりが強いので
なかなかお眼鏡に叶うバッグは
世の中にはない、
それ故にバッグが欲しくなることは
ないのです。

今のパートナーと5年程、
一緒にいて
初めてバッグを見に行きたい、
と言ったのでパートナーも
驚いていましたね。

あなたがバッグを見てるの初めて見る、
と言われました。

予算大幅オーバーで1年間
購入するか否か悩みましたが、

"少なくとも今使ってるバッグ買ってから
5年以上バッグ買ってないんでしょ?
それなら、これを新調しても
良い頃だと思うよ"

と背中を押してもらい購入しました。

(実際…その使い込んだバッグは
手持ち部分も、バッグの底の角も
擦り切れていました…笑
平日通勤に使い、土日も使っていたからです。年中無休…)

その1年後。
なんと!!同じバッグの
小さいサイズが発売になり…
それも欲しくなってしまったのです(*_*)

しかも、お値段は前回よりも高い!!
小さくなって高いwwww

新調して1年間、
年中無休で使っていたので
お休みの日は、
この小さい方のバッグにしたら
丁度良いなぁ…
(休日はiPadやPCが入らなくても良いから)

…でも、全く同じデザイン…
普通ならそんな買い物の仕方しないよなー
ユニクロのTシャツ買うのとは違う…w
ユニクロのTシャツなら色違いで買ったり、
白3枚買っとこ!!となりますが…
それとこれは全然違う…w

…と、頭の中はカバンのことでいっぱいに。

気をまぎらわそうにも
気を紛らすことも出来ず。

あえて、全然違うものも
沢山見に行ったりしましたが、
無理でした。

そして、パートナーが助言を。

"最後の確認なんだけど
色々なお店にバッグ見に行ったけど
他に欲しいのなかったんだよね?

あのバッグに決めたら?

僕はあなたはあのバッグを
買うべきだと思うよ。

あなたの好きなものって
決まっていて、あのバッグが
ドンピシャなのも分かった。
見た目も使い勝手も、
あなたにピッタリ合ってるんだよね、
あのバッグ。

どうせ買うなら早い方がいいよ。
円安も進むからもっと値段上がるし、
今使ってるバッグがこのままだと
早く壊れてしまいそうだし…"

と言われました。

私よりもわたしのことを
理解していた…と
ハッとさせられました。

"でも、どっちかばかり
使うことになったらどーしよう…
もったいないことになったら
いけないから…"
としばらく悩みました。

"大丈夫だよ、少なくとも
平日は大きい方、休日は新しい小さい方、
って分かれることは確実だし、
見た目が同じだから洋服に合わない、
ってことにもならないじゃん、
使い勝手も、もう周知済みな訳だし"

と、追い打ち助言を頂きました。

現在マトリョーシカのように
全く同じデザインの
サイズ違いのバッグが
我が家にはあり、
それだけで2年が過ぎました。

"買って良かったです"
やはり他に何も要らなかったのです。

でも、そのバッグを見る度に
両親や祖父母は
"おんなじバッグ買って…
もったいない。
絶対他の全然違うのが欲しくなって
無駄にしちゃうよ、そんなの"
と言います。

それは貴方たちの話であり、
わたしとは"違うこと"が証明出来たのです。

ようやくわたしは
自分の"好き"に自信が持てました。
自分の"好き"を完全に認めることが
出来ました。

だいぶ遅くなったけど
たったそれだけのことで
自分を信じる気持ちや
自分を信じていいと思える気持ちが
生まれました。

当然、好きなものに囲まれて
いつもHappyです♬

そう思えるようになった頃に
聞いて凄く共感した曲があります…

自分の味方は自分でありたい
1番大切にしてあげたい
理不尽な我慢はさせたくない
それがわたし

by♪可愛くてごめん

自分の"好き"も
人の"好き"も全部尊重したいです。
受け入れられなくても 
受け止めることは出来るから。


















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