【シンクロニシティインタビュー後編】M-1準々決勝でウケてから解散したい
シンクロニシティインタビュー前編では、お2人がお笑いを好きになったきっかけや、漫才を選んだ理由をお伺いした。後編では、2人の大学時代のエピソードや、これからの展望についてお聞かせいただいた。
――大学時代の思い出はありますか。
吉岡:女子大生が言わなさそうな言葉を言えばウケると思っていましたね。
西野:コンビ名も「サインコカイン」とか、ネーミングセンスがなかったですもんね。
落研の合宿でネタを披露したとき、吉岡さんが当時組んでた「行方不明」っていうコンビのネタが部員に全然ウケなくて、そしたらその日の夜、吉岡さんがいなくなっちゃったんですよ。みんなで探したら地下の踊り場の真っ暗なところでイヤホンをして1人で音楽を聴いてました。「行方不明」が行方不明になったっていう事件がありましたね。
だから吉岡さんは大学生の中でも最下層も最下層の、すごく暗い人でした。
吉岡:先輩からも、「面白い」じゃなくて「やべえ」って思われて、嫌われてました。
西野:その次の年に吉岡さんが前に組んでいた晴天サンティが急にM-1の準々決勝に行ったんですよ。今までは全然ウケてなくて、プロのライブも出たことがなかったのにいきなり準々決勝まで進んだので、逆にねたまれて落研を辞めるっていうのもありましたね。
――最近はラジオも始められましたね。
吉岡:もともとラジオをやってみたいという気持ちはあったんです。そんな中でRadiotalkの方にお声がけいただいたので、「よし、やってみよう」ということになりました。
西野:マイクを買ったんですけど、吉岡さんの声が全然聞こえないんですよ。
吉岡:雑音に負けちゃうんですよね。
でも楽しいです。殺害予告とかがきたら怖いんでお便りの募集はしないですけど。
西野:いつか普通のラジオ局でパーソナリティをすることができて、吉岡さんの見えないところで怖いお便りを捨ててくれるスタッフさんがついてくれるようになったら、お便りも募集したいですね。
――infoもご自身でやられているんですよね。
吉岡:infoに憧れてたんです。
毎年なにか新しいことをやるようにしてて、2018年は架空の女コンビのネタをブログに書き始めて、2019年は笑顔の写真をInstagramにあげて、それで今年はinfoを始めました。でも、単純にTwitterのアカウントが2個に増えただけですね。
西野:Instagramは1年経ちますけど1枚しか写真載ってないですよね。
吉岡:そうなんですよ。だから2021年はまた笑顔の写真をあげたいと思います。あれが唯一続いてないので、1日5枚はあげたいですね。
西野:すごい。普通の人より笑顔じゃないですか。
――今後はどのように活動していきたいですか。
西野:去年のM-1の準々決勝ですごくすべってしまって、吉岡さんが「お笑い辞めます」って言って1度解散が決まってしまったんですよ(笑)
なのでそのあとのライブとかは全部断ってたんですけど、取材の仕事が入ったので、吉岡さんに「行きます?」って聞いたら「行きます」ってことだったんで、なんとなく解散は免れました。
吉岡:「やっぱり表に出たい」という欲が出てきて、心境が変わっていきました。
西野:毎年M-1の準々決勝がその年出てるライブで1番すべってるかもしれません。
吉岡:準々決勝でウケてから辞めたいですね。すべって辞めるっていうのは格好悪いので、ウケてから解散したいと思います。
西野:なんでウケたのに解散するんですか。
もし準々決勝通過して準決勝に行ったとしても、敗者復活だと声が聞こえないと思うんですよね。だからストレートで決勝に行きたいです。
とりあえずM-1の決勝に行って、もし有名になれたら、そこからコンビバラバラで活動して、吉岡さん何かやりたいことあるんでしたっけ?
吉岡:食レポです。だからM-1が最初で最後の共同作業になります。
★シンクロニシティ
M-1グランプリ2018・2019準々決勝進出
シンクロニシティの録音ラジオ→ https://radiotalk.jp/program/48903
吉岡陽香里(写真右) 神奈川県出身、1994年10月2日生まれ
Twitter→ https://twitter.com/hikachicken 、Instagram→ https://www.instagram.com/hikachicken/ 、お花畑ランドの架空のネタ帳→ https://ameblo.jp/zetsubo-land
西野諒太郎(写真左) 東京都出身、1994年3月23日生まれ
Twitter→ https://twitter.com/poolpoolpooro
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