見出し画像

よく分かる インバウンド集客 #1 ~外国人旅行者に選ばれる施設になるためのノウハウとヒント~

はじめに

私たちが店舗・施設を大切に思う理由

改めましてはじめまして。訪日外国人向け観光情報Webサービス LIVE JAPAN PERFECT GUIDE、略してLIVE JAPAN(ライブジャパン)です。私たちは「日本の魅力を世界の旅行者へ」届けることを目的に多言語のWebサービスを2016年より展開しています。

私たちが考える「日本の魅力」は、美しい景色や風景だけではないと考えています。訪日外国人にとって日本旅行の楽しみは、グルメであり、ショッピングであり、カルチャーであり…。いずれも店舗・館などの「施設」の存在を欠かすことができません。

そして、無料で見られる自然景勝地そのもの自体は「消費を生まない」と整理したとき、周辺の施設こそが消費の現場だと考えています。また、消費が地域を活性化させ、観光スポットを守り育てると考えています。そういった点でも施設の存在は極めて重要です。

周辺への立ち寄り・長期滞在の促進は本質的には地域の仕事

私たちが目指すべきゴールは「各エリアの観光産業振興」であり「域内経済の活性化」です。そのためには、「外国人旅行者をエリアへの訪問拡大させること」と「外国人旅行者による域内消費の拡大」を掛け合わせることが必要だと考えています。当社だけでは、それを実現するのは困難なため、各地域でコンソーシアムを組成しています。エリアへの訪問拡大にも力を入れていますが、特に「域内消費拡大」への貢献を目指しています

私たちはそんな日本の魅力である「観光客が訪れる施設」の継続経営を願い・サポートすべく、『インバウンド集客(訪日外国人の集客)』をテーマに各地でセミナーを開催してきました。ぐるなびで培った飲食店への送客ノウハウは、別業態においても参考になる点が多いと考えたからです。

小売店・体験施設・飲食店・宿泊施設…多くの方にご参加頂きました。しかし、感染症による出入国制限の影響でインバウンド市場は蒸発。そのうえ、国内旅行市場も大きく縮小し、多くの施設が苦しい状況に陥っています。

いま、私にできることはなんだろう?

私の友人はセレクトショップを経営しています。以前は外国人旅行者も多く訪れていました。そんな友人もご多分に漏れずインバウンドなんかに目を向けることができない状態。こんな時節柄なので至極当然だと思います。無理やりインバウンドに目を向ける必要はない、小さな施設が今から準備する必要もない、私もそう思いました。一方、このような問い合わせが私たちのもとに入ってきているのも一つの事実です。

 「インバウンド再開に向けて準備をしたい。資料が欲しい」
 「いまのうちにインバウンド集客を検討したい」
 「掲載料金が知りたい」

問合せ元は決して大手企業だけではありません。むしろ小規模事業者からの問い合わせの方が圧倒的に多いくらいです。私は思いました。

必要としている方が少しでも居て、
お役に立てることがあるならば、今できることをやろう。

日本政府は2030年に訪日外国人旅行者数6,000万人、訪日外国人旅行消費額15兆円を引き続き掲げています。少子高齢化が進む日本において 地方創生の切り札たるインバウンドは必ず戻ってきます(日本政府が必ず戻す、ともいえます)

オンラインセミナーや動画での情報提供も考えましたが、最新事例についても随時加筆できるnoteを選択しました。本来セミナーで話す内容を元にインバウンドを生業とする私たちのノウハウとヒントを順次公開してまいります。無料でできる対策は山ほどあるのです。

といっても、私どもが得意とするのは『情報発信を通じた集客』です。外国人旅行者に好まれる店頭ファサードやメニュー・商品づくりなどについては、お伝え出来かねますので何卒ご了承ください。

店舗・施設の経営層、インバウンド担当者が抱える

 「インバウンド対策って何からやればいいの?」
 「何をやるのがインバウンド集客の最適解なの?」
 「費用対効果が高い方法は結局どれなの?」

といった悩み解決の一助になれれば幸いです。出入国制限緩和後のインバウンド復調した際、あなたの施設が訪日外国人に選ばれる施設になることを心より願い、(入社したての新入社員に理解してもらうイメージで)執筆してまいります。


よく分かる インバウンド集客 #2 に続きます
LIVE JAPAN の概要はこちら

文|寺岡真吾(株式会社ぐるなび LIVE JAPAN企画部)

この記事が参加している募集

スキしてみて

「スキ」を押していただけると、励みになります! ログイン不要ですので、応援していってください!