読書メモ:学術書を読む

今、読んでいるよ。
「学術書を読む」鈴木哲也 京都大学出版会
P99
「あらましだけ読んでわかる」というような安直な読書では、最も肝心なことはつかめない。まして、自分でつかめた事柄を人に伝えることはできない。にもかかわらず、「読まずに済ませて理解する」ことはまるで「勝ち残るメソッド」のように語られる。
これでは人は、かえって読書から遠ざかるのではないでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ああ、めっちゃよく分かる。
全然わからない、難しいなりに読んでみる。
途中で読まなくなったとしても、途中まで読んで得たことは、また同じ領域で、違う著者が書いた違う本を開くときに活かされてて、前よりわかるようになったなぁと思うことがある。
今年初めに読んだ「中動態の考古学」は、何この本!!って思うくらい難しかったんだけど、あの本読んでから、他の学術書で難しい本に出くわした時に、読む胆力が上がった気がする。
中動態の考古学に何が書いてあるか、3分でわかる動画(そんなのあるか知らないけど)で理解することと、自分で読んでの理解は感覚として全然違うと思うんだよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?