読書メモ:学術書を読む

今、読んでいるよ。「学術書を読む」鈴木哲也 京都大学学術出版会

ちくさ正文館をうろついていたら、面白そうなタイトルの本。

「学術書」超難しくて、読むのに時間がかかるんだよね・・。その領域では自明となっている理論や研究者の名前が出てきて、「〜によると・・・」と、「知らんがな!!!」ということがサラッとかかれており、これを理解するには、私が知らない理論や研究のことを知らないと理解できなくて、全然読み進まないこともある。でも、読み続けると、その領域の研究者の名前がわかるようになり、そこで語られる言語もわかるようになってくる。

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面白い箇所

P26 教育学者の竹内洋さんの論考に触れているところ。文化の機能の紹介

文化には、適応・越境・自省という3つの機能がある。

教養の中には本書の中でも触れられる「専門外の学び」も含まれる。

適応:日常生活の充足を図ること、実用性

越境:実用性を超えること

自省:懐疑主義 越境(理想主義)とは違った形で適応(実用主義)を批判する。理想主義に対しても疑義を呈する。

この3つのダイナミズムが文化には重要

専門の世界だけで終わることは、適応、越境の側面、すなわち実用主義や理想主義ばかりを肥大化させるのではないか。


 

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