高橋留美子『金の力』／買おうか迷ってる人向け感想

高橋留美子さんのマンガで、
2024年4月にリリースされた
『金の力』を読んだ感想です。

50〜60代男性以外は
買って正解だと思いますよ。

シニア世代男性が読むと、
現在過去の自分が重なりすぎて
感情移入が激しく、
ちょっと疲れるかも。😅💦

📚️ 陰惨な描写、
後味の良くない内容がないので
どの年代でも読めます。短編６話。

📚 ホワイトカラーの
お金に余裕のある
シニア層男性が主人公。

10歳ほど年下の
笑顔の明るい女性に思いを寄せ、
その女性がキーマンとなって
話が進みます。

登場人物の年齢層や環境が
高め安定なので、
読んでいて目まぐるしくない。

📚 ありえない超能力や
特殊技能を駆使した
話の展開ではないので、
中高年が読んでも
シラケずにすみます。

📚 ただ、30代以下の人だと
設定の古さを感じるかも。

SNSはLINEくらいしか
使ってないし、
女性の職業にYoutuberや
ITエンジニアなんかは
出てこない。

📚 初出は
ビッグコミックオリジナル、
2018〜2023年。

このマンガ雑誌の読者層って
30代男性らしいんだけど、
「半分他人事」で読めるから
ちょうど楽しめるのかな。

📚 １話30ページ。
たった30ページの中で、
何度もなんども
「次の展開どうなるの！？」
と非常に興味をひかれます。

あたしは試し読みで見て
この感じなら大丈夫そう、と思い
購入しました。

📚 大好きな話はないけれど、
それでさえ「すごく面白かった」
と強い印象が残りました。

多くの情報に触れていて飽きやすく、
一度目を通したら
「誰かに譲ろ」となる本が多いのに、
この本は残しておきたくなる。

強烈な面白さで
爪痕を残せる作家って
めったにいないから、
すごいなって思います。

以上、
高橋留美子傑作集『金の力』
（小学館　￥1595 税込）
読んだ感想でした。

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