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雑記⑧「人間関係」

1.利害の一致

4月から大学が再開してペアワークをする必要があり否応でも人と関わらないといけなくなったり、バイト先の人と遊ばないといけなかったり。
春休み中もアルバイトはあったのでバイト先の人とは関わらないといけなかったですが、レジ打ちはほぼ機械作業。
ほとんどの時間が一人でレジに立っているため、バイト先の人と”会話”をするようなこともほとんどない。
それでも一日二言三言くらいは話すタイミングがあって、そのたびにいらない反省をする。
「なんであの言葉をチョイスしてしまったのか」とか、「なんであの言葉が出てこなかったのか」とか、「なんであの言葉を言えなかったのか」」とか。
思いついた言葉を口に出すまでに「言って良いことなのか」「失礼じゃないか」「変な印象持たれないか」みたいな関門が多くて何も言えなかったり。
ぼんやりと思い浮かべたことが瞬時に日本語にならなくて愛想笑いをするだけになってしまったり。
もっと適切な言い方あったのに、と思ったり。
それでも大学がある時期と比べたら格段に少なくて、noteに書くこともなかった。

春から就職活動の仕方を教わる講義が始まった。
その講義でペアワークをする必要があり、講師が「ペアを作って座って」言っていた。
適当に座った席だったけど、一応2つ隣の席に人がいたのでとりあえずペアになる人はいるなと僕は安心していました。
講義が始まり、講師が「ペアがいない人いたら手をあげて下さい」と言いました。
隣に人いるからと余裕をこいていたのですが、隣の席の人が前後でペアを組んでいることがわかりました。
もう手を上げるタイミングは完全に逃し、僕は焦っていました。
まあ初回はどうにかやり過ごそうと思い、スマホでLINEを開いたら一件LINEが来ていました。
誰からなのかを見たら、2年後期の講義のグループワークで同じ班だった女子でした。
LINEなんか交換したっけ?と思い返すと、その講義の班でグループLINEを作った時に交換していました。
ですが、その講義が終わりもうその班の人とは会わないだろうと思って僕はその人を富友達から消してしまっていました。
なんとなくその時僕がLINEを開いたから良かったものの、LINEに気がついていなかったらどうなってたんだろうと思うと背筋が凍ります。
もし仮に僕が「ブロックしたまま削除」していたら完全に詰むところでした。

メッセージは「久しぶり〜。就活のやつ何クラス?私Bクラスなんだけど一緒だったりする?」的な。
前の講義のグループワーク作った資料に学籍番号と名前が書いてあるので、そこからクラス分けのPDF資料を検索して、同じクラスだと知った上で連絡してきてるんだと思います。
「俺もBクラス」と返すと、「ペア作れって言われたけどめっちゃぼっちだからペアになってくんない」と言われました。
その時自分もペアがいなくて完全に詰んでいたので、心のそこからマジで助かりました。
教室のどのへんに座っているか聞くと近くだったので、講師が話している最中に不自然に立ち上がってLINEをくれた女子の隣の席まで行きました。
この際、ペアワークを一人でやり過ごすくらいなら「あいつ教室間違えたんだな」と思われる方が良かったです。

講義が終わり、こっからどうするべきかを僕は悩んでいました。
建物を出るくらいまでは一緒に喋りながら歩く方が自然なのかとか、の時間どんな講義受けるかを社交辞令的に聞いた方がいいのかとか。
いろいろ考えた結果、「お疲れ」と言って一人で教室を出ることにしました。
僕のそれが不自然だったのかワンテンポ変な間が開いたあと、「今日ありがとねー」と言われ、「いえいえ」と返してしまいました。
普段、バイト先でクソほど敬語を使って下手したてに出まくっている癖が出てしまいました。
同級生の女子に対して「いえいえ」は不自然極まりなかったです。
なんですかね、「全然全然。俺も困ってたからさー」くらいは何も考えずにスッと口から出て欲しかったです。
なんなら「来週もよろしく」くらいは捻り出したかったです。

「人と関わるのが苦手」なのは間違い無いのですが、それと共に自分は「人と関わるのが嫌」なんだとずっと思っていました。
こうして改めて大学が始まって人と関わらないといけなくなり、後者は自分の思い込みが激しかったのかなと思うようになりました。
本当に自分が嫌いなのは”人と関わること”自体じゃなく、"円滑に人間関係を築けない自分"が嫌いなんだと気がつきました。
人として最低限のコミュニケーションは取った上で、最低限相手から反感を買わない程度のコミュニケーション能力、言語化能力、日本語力、語彙力。
それがあれば誰からも反感を買わず、自分は現状維持だけしていればいい。

みんなによく見られたい、というとすぐ「八方美人」みたいな言葉を引き合いに出してくる人がいる。
これに関しては言葉が適切じゃなかったなと思います。
正確に言うと、「誰からも悪く見られたくない」んです。
よくなんか見られなくていいから、とにかく印象はプラスでもマイナスでもなく0。
誰だろうが気にもとめない、モブみたいな人。
それが一番良くて理想です。

誰の何者でもなくていいです。


それと、もう一つ学んだのは「利害が一致していれば性別に関係なく声をかけても不自然では無い」ということです。
ただそれを俺から実行するかどうかは全くの別の話で、99%しないです。

2.LINEの交換

アルバイトを始めて11ヶ月。
ここまでアルバイトの先輩とは誰ともLINEを交換せずにこれました。
アルバイトを辞めた時、バイト先との関係が完全に0になるのが僕の理想だったので、バイト先の人の前ではなるべくスマホを出さないようにしました。
ですが、ついに「LINE交換しましょ」と言われてしまいました。

すれ違う時に少し話す程度のバイトの先輩と、「暇な時何してるか」という話を何度かしたことがあります。
その先輩は「漫画喫茶でダーツとかビリヤードをみんなでやってる」みたいなことを言っていて、圧倒的なアウトドア派ということがわかりました。
その一方、僕はラジオ聴いたりテレビを見たりしているので普通にそれをこてるのですが、先輩は「外で遊んだりしないんですか?」という疑問を投げかけてくるだけ。
一生家にいる僕みたいな人間のことが、心の底から理解できないんでしょうね。
そんな流れで「今度一緒にダーツとかしに行きましょうよ」と言われてしまい、断れず「いいっすね〜」と心にも無いことを口走ってしまいました。

この会話を覚えていたのか、先週の月曜日(4/18)にあった時、「水曜日バイト入ってなかったら遊びましょうよ」と声をかけられました。
大学の講義が何時までかわからなかったので、その場では「後でLINE交換しして話しましょう」ということで落ち着きました。
その日のバイト終わり、僕はLINEを交換することなく一目散に帰宅しました。

そんなやりとりも完全に忘れた水曜日(4/20)。
その日は1−4限で授業でした。
その講義中、やたらと知らない番号から電話がかかってきました。
講義中だったし、知らない番号にかけ直すのはなんか怖かったので無視していました。
4限の終わり頃、その番号からSMSがきました。
「〇〇さんの携帯ですよね?」と苗字を言い当てられた時にやっと「あの先輩か」と気がつきました。
バイト先に電話番号は教えているので、そこから教えてもらったんでしょうね。
逃げ切ったと思い込んでいたので少し残念でしたが、こうなったらしょうがないので大学終わりに直行しました。
会うなりLINEを交換させられ、そこから適当に電車に乗り、ゲームセンターへ連れいていかれ、ダーツをしました。
ダーツの後、先輩が太鼓の達人をしていたのですが、小学生の頃の嫌な記憶を思い出してしまいました。

小学校の友達に太鼓の達人が好きな人がいて、その人にゲーセンに誘われては2時間くらいただただそれを眺めさせられました。
当時は月500円くらいしかもらえなかったのでそんなアーケードゲームやクレーンゲームに使えるほどのお小遣いはありませんでした。
それでも誘われると断れず、ただただ行って、ただただ見てるだけでした。

それを思い出して吐き気がするかと思いました。
ゲームセンターは金がある人と音ゲーが上手い人以外はいてもつまらない場所です。

#225 点と点が線になって」で、"バイト先のこの人とこの人が付き合ってると思う”みたいなことを書きました。
この記事の中でいう佐藤さんと鈴木Aさんで、今回LINEを交換した先輩は佐藤さんの方です。
先輩と歩いてる時に、別に僕は何にも聞いてもないですけど先輩が「鈴木Aさんと付き合ってるんですけど」と言ってきました。
「言われなくてもわかるわ」という感情はとりあえず殺して、適当に「あー、なるほど。そうなんすね」と返しておきました。

解散した後、先輩のLINEのアカウントを眺めていました。
「ふ〜ん、プロフィールの自己紹介が長いタイプの人ね」とだけ思いました。別に、ただそう思っただけなので他意はありません。
クソ長いプロフィールを下までスクロールしたら一番下に「大切な人ができました!毎日幸せです」みたいなことが書いてありました。
もう最高ですね()
バイトで先輩(佐藤さん)と鈴木Aさんを見かけた時に、笑っちゃわないか心配です。
マスクがあって良かったです。

3.いらないアドバイス

トゲのある言い方をすると「自意識過剰」、優しい言い方をすると「繊細」。
周りの人からの見られ方が一挙手一投足気になっていまい、考えずにはいられない。
「こんなふうに思われているんじゃないか」「変な印象与えてしまったんじゃないか」「嫌われているんじゃないか」を過剰なほどに意識してしまってがんじがらめになる。
そういう時、嘲笑を含めて「周りはお前のことそんな見てない」とか「お前のことなんか誰も見てない」みたいな言葉を投げかけてくる。
本当にそうならどれだけ良かったか。
本当に誰からも見向きもされていないなら、どれだけ楽か。

大学のペアワーク、バイト先の人とダーツ、その他もろもろ。
人と関わる機会が増えて思うのは、「意外と自分が見られている」という事実だけ。
「誰もそこまでお前のこと気にしてないよ」みたいな”どうせ人生で一回も考え込んだこともないアホ"の言葉を正面から否定する”事実”だけがそこにはある。
だから、誰にも悪印象を持たれていないなんでもない人でいるための生き方の試行錯誤はしないといけない。
「失敗しない人なんていない」「嫌われない人なんていない」みたいな意見も十分わかります。
第一、自分が日々失敗やミスを繰り返しまくっている。
それでもなお、「失敗しない道・誰からも好かれなくていいからとにかく嫌われはしないで済む道」を探してみたい、って考えをわかってくれないですかね。
そんな考えを一度でいいから理解されてみたい。
いいじゃん、それを目指したって。
「嫌われてもいい」って割り切れる人だって、嫌われたくはないでしょ。
そこを割り切れるかどうか、というだけの話。

だから軽々しく、「周りはお前のことそんな見てない」とか「お前のことなんか誰も見てない」みたいなことを言ってくないでください。
l心の底からうるさいので。


#265  雑記⑧「人間関係」
#雑記 #エッセイ

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