なるほどと思ったこと。

最近は、本を読みたくてもなかなか読めない状況が続き、せっかく本を借りてきても数ページ読んで返すことが多くなっていた。
だから、久しぶりにじっくり本を読めて嬉しい。

最近は、専ら育児書だ。
もう何が何だかわからないけど、「生きる!」ということを毎日目標に過ごしている。
赤ちゃんは言葉も喋らなければ、感情も不明なので、こちらが推測して手を打っていくしかない。それに、自分の時間がうまく取れないのが当たり前。よし、寝た!よし、今は機嫌良い!という頃合いを見計らって、洗濯ものしたり、料理したりする。今日は雨やし洗濯いいや、とか、カップラーメンにしようか、とかは何故かならない。
変な菌が増殖して感染したらどうしようとか、添加物だらけのもの食べて万が一、母乳に影響が出たらとか、もうそればっかり。
なんかちょっとでも、この子のためになる事をしてみたいという気持ちでいっぱいになっている。

でもよく考えれば、妊娠中はまるでそんなことを考えなかった。自分の事ばっかりで、ドーナツやら既成食品食べまくっていたので不思議である。

そう、そんで、寝てくれた時間に本を読むようにしているが、今読んでいる本が良かったのでここに書く。

タイトルは『パパは脳研究者』。

タイトルだけ見て借りてきたので、パパ育児の話かな?と思っていたら、違った。
脳研究者のパパが、日々の娘の成長を、脳科学の視点から日記にしているもの。
その中で、「なるほど…!」と思ったことが沢山あった。
以下引用。

ー第二次世界大戦では多くの孤児が生まれました。精神外科医のルネ・スピッツは孤児院で調査を行いました。当時すでに、子どもの健康には栄養や衛生が重要であることは認知されていました。孤児院でも充分な食事と清潔な部屋が準備されました。唯一足りないものはコミュニケーションです。孤児院には多くの子が集まりましたから、慢性的な人手不足に陥っていました。介護者たちは乳幼児一人一人と充分なコミュニケーションを図る余裕はありませんでした。調査の結果、91人中34人が2歳までに亡くなってしまいました。※生存した孤児についても追跡調査が行われましたが、成人後でも、発達障害の傾向や、精神症状が頻繁に見られました。
栄養や衛生面が足りているだけでは不充分で、コミュニケーションやスキンシップがないと、人は育たないということなのでしょう。一方、動物たちは栄養と衛生状態が満たされていれば、成長の途中で死ぬことはありません。一頭で個別飼育された動物を見れば納得できるでしょう。だからでしょうか。人の脳には、食欲と同じく、関係性欲求の本能が強く備わっています。他人とのコミュニケーションを本能的に欲するのです。人は「人」として育てられることによって、「人」になることは明らかです。ー


なんか、なるほど〜ってなった。。

とにかく、喋りまくって、歌いまくって、遊びまくって、触りまくろ!!と強く思った。
わからないなりに、人として向き合うことが大切なんですな。

おしまい。

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