ダミアン・ハースト「桜」展の感想
国立新美術館で22年3/2〜5/23までやっている展示。
あのホルマリン漬けで有名なダミアン・ハーストが桜というモチーフで2Mx3Mくらいのでかい絵が24点とインタビューが一本。
同時開催のメトロポリタン美術館の展示の方が人気だった。
第一印象ではかなり退屈な展示だと感じた。
いわゆる印象派のようなタッチで桜を描くという小学校の卒業式で描いてるような陳腐さまで感じるテイスト。
写真の絵はまだ現代美術っぽさがある。
大味だし展示点数が少ないからといってすぐに展示を出ずに我慢して1時間くらい見てるいるとなかなか面白くなってくる。
このテイストにだんだんと目が慣れてきてそれぞれの差異が際立ってくる。
時間と共に作品の感じ方が変わるという体験ができる展示だった。
テーマが統一された個展の良さだろうか。
もう一つ良かった点は展示空間と非常にマッチしていたところ。
天井が高くていいよね。
インタビューが非常に良かった。現代アートにおける絵画を制作することの難しさとか、回帰とか。
95%くらい個人蔵で巡回展が終わったらもう一生見れなそうなので是非。
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