変化を楽しもう

最近、うちでの No.1のトピックは「転職」です。

私自体は新卒として電機メーカーに入り、4年半働いた後にコンサル業界に転職しました。ただ、最近のうちでの転職の話は、旦那の転職です。


旦那は日本人で、今は電機メーカーで働いています(私とは社内同期結婚)。最近転職活動を始めて、なんとか興味を持った会社から内定をもらいました

そして、旦那の不安の日々が始まりました。正確に言うと、最終面接の前から、すでに不安があり、内定をもらってその不安がMAXに近くなっています。私に向かって、「どうしよう、転職していいのか、めっちゃ不安だけど」と呟くようになっています。

旦那の不安について自分の親に言ったところ、”何を不安に思うの?”と親から素直に聞かれました。ん、そうだな、そこには文化の違いがあるな〜と思いました。

私の親二人も転職を一度経験、私の中国にいる友人は大学卒業以来、最低でも平均1回は転職しています(っていうか、転職したことがない人が今思い出せない、一方、ほぼ毎年働く会社が変わるという極端な人もいるけど)。私の日本にいる中国人の友人もほぼ全員転職経験済みです。
中国人にとって、転職は普通なことでしょう。少なくとも私はそう思っています。

旦那のお父さん、旦那のお兄さんは、転職経験なしです。先週の週末一緒に食事をした時に、旦那の転職の話を相談してみたら、お父さんからは「転職は嫌いです」という言葉をいただきました。ん、相当嫌いだと思います。なぜなら、普段はあまり意思表明しない、好き嫌いを言わない人ですから。お兄さんも、転職することは考えないと言っていました。
どうしても好奇心があり、なぜ転職が嫌いですか?と尋ねてみたら、
「リスクがある、転職先の会社は潰れないかとか」と仰っていました。
「でも、もし転職先はソニーとかの大企業で、どう考えても簡単に潰れない会社ならいいじゃないですか?」とめげずに聞きました(嫌われそうかね)。
「。。。」お父さんは沈黙、
「それはそうだけど、その会社のことは中の人じゃないとわからないし、自分に合うかどうかもわからない」とお兄さんからそういう答えがきました。
とにかく、旦那の家族は反対と言わないけど、自分たちは転職しないよという雰囲気を出していました。

やはり文化の違いですよね。だけど日本でも同じ会社でずっと働く文化は昔からのものではなく、戦後からあった話です。昔の日本では、転職は普通なことでしたよ(どっかの本で読んだけど、出所は忘れた)

旦那の不安の話に戻リマスが、私はその不安を理解できるけど、自分はそんな不安を感じたことないですね。むしろ今までの異動、新しい種類の案件、新しい同僚について、全部ワクワクで、楽しいことだと思っています。
「変化」することは、いいことだと思っています。

中国には諺があり、日本語にすると「流れていない水の方がきれい」、イメージとして、湖みたいに”動的”要素がない水より、”常に流れている”水の方が、汚れがあっても溜まらないので、きれいになります。私の言葉でいうと、人は変化があるからこそ、バカにならない(あまりにも深みがなくてすみません)。変化があってはじめて、自分のポジションを改めて知ることができます、電車に乗っている時、周りの景色が変わっているから、自分はどこにいたか、自分の場所がわかりますよね。変化があって、刺激があって、考える、そして行動する、あるいは学びます。
変化にはリスクがあるけど、Opportunityでもありますよね。

たとえ失敗したとしても、常に変化しているからこそ、次のチャンスがある。
少し話がずれますが、1学期にQualityを問わず数だけで採点され、100枚の写真をとった写真撮影専門の学生と、同じの1学期にQuality onlyで採点され、10枚の写真をとった学生との間、最終的に100枚の写真を撮った学生の方の写真のQualityが高いというカリフォルニア大学での実験結果があったように、早くやって、早く失敗してやり直しした方が、最終的にいい結果を作れるかもしれません。

変化を避ければ避けるほど、苦手になると思います。
変化を受け入れて良いところを探して体験する、考え方を少し変えてみたら、そのうち、本当に楽しめるようになると思います。


あくまで My thinking、全然説得力のないArticleだけど、こういう考え方もあるとお分かりいただければ良いですね。