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駅から徒歩5分。自然豊かな自然、集う生き物たち。 そしてたくさんの笑い声。 水、木々、生物、人。 すべてがバランスよく共存しているそんな場所。 子供の頃から変わらぬ光景。 いつでもここは笑顔に溢れている。 変わらぬ穏やで優しい空気にほっと心が解き放たれる。 私にとってここは「ただいまの街」 いつまでもこの光景が続きますように。 そしてここで過ごした子供たちが、大人になったとき、 また同じようにそんなことを思ってくれたら嬉しいなと思う。
写真は紙で残す。残したい。 とはいえ・・ 写真集となると、伝えなくてはいけないとか作家でなくてはならない、とか何かこう意気込みすぎてしまいハードルが高し、でなかなか取り組めない。 そもそも私、普段そんなこと思いながら写真撮ってないし。 ファインダーを覗いて、あ、ステキ♬とシャッターを切る。 そんな時間が楽しいし幸せなだけ。 でもそんな風にあ、で撮った写真たちが誰かの心に何かを届けられたらうれしいし。という極めて凡人的な発想しかなく。 あ、ステキ♬と思って撮った写真を解
一眼レフで写真を撮り始めてから、10年ちょっと、メインの撮影範囲はご近所半径5キロ圏内。しかも一番多いのは半径500m、場合によってはその半分もなかったりなどという写真生活なわけですが・・ その半径250m圏内でもあれ?と気がついていなかったものもたくさんで。気が付いていないというより、変化のないようななんでもない毎日でも、実はちょっとずつ景色も空気も心も変わっているんだなということをカメラを持って出かけてみると感じます。 何もない、思い込んでいるだけ。 素敵はどこにでも
都心まで快速で30分。 高度成長期、当時サラリーマンの住む街とし新たに発展してきたその街は、今次の時代に入ろうとしている。 自分の年齢もあるのだろう。 高架になり変わりゆく駅とその周辺を毎日眺め利用しながら、 なんとなく昔はこうだったなと思い出すことが多くなったなと思いはじめたころ、街のデパートとして街の顔だった西友が閉店すると知った。 子供の頃たくさんの思い出をくれた西友、 なくなる前に撮っておきたい。 そんな思いが芽生え、閉店間近の西友に許可をいただき、中を撮影
東京に住んでいない人や外国人にとって東京ってどんなイメージなんだろうか。 キラキラの都会、昭和風情の残る下町。 ランドマークタワー、あるいは、高尾山に代表されるような山もあるところ・・ まぁ少なくとも<野川>が東京の風物詩などという声は私の知る限り、聞いたことがない(笑) FBで<東京なのに東京じゃない> そんなフレーズを目にしてまさに言いえて妙なような、、 いやでも新宿から約30分、キラキラ(とまでは言い難いけど)の駅前からは徒歩10分、密な住宅街の中にいきなりすっ
そこに撒かれた種は小さな芽を出し、花を咲かせ、そして種を作り、 また新たな場所で命を育む。 地中に根を伸ばし大きく育った株はやがて大きくなりすぎたことで、その地ではもうこれ以上大きくなれなくて弱って株自体が枯れていく、そんなこともあれば、拠無い事情で、育ち盛りであってもそこで生きていけないということもある。 それでも一度育ったその株は、希望を失ってはいない。 では次の場所でまた花を咲かせましょう。 種を作りその未来を綿毛に託す。 歴史が繰り返される中で、<枯れてく>時代
種を付け始めたキバナコスモス。 花は枯れ、種をつけ、命を紡ぐ。 切なさと嬉しさと。 というひとつの想いの中に混在する相反する想い。 心の中に存在するどちらも大切な感情。 そしてどちらも同じくらい愛おしい否定してはいけない感情。
花を撮るのが好き。 というより、枯れている花を撮るのが好き。 咲いているときより美しいと思う。 いや、咲いているときも美しいのだけれど、それはどこか他人事で。 見ているだけでいい。 私にとって写真を撮るということは心を撮るということ。 老いていく自分を枯れていく花に重ね合わせ、自分にエールを送る。 過去には戻れない。 過去を受け入れ、今も受け入れ、そして先を見つめて。 見たくないものに蓋はしない。 最後まで自分らしくナチュラルに生きられたらいいなと思う。 切り花の
雨上がりの朝、いつもの向こう側。 閉じ込められた世界の中で、光が君を救う。 大丈夫、僕は君をちゃんと見ているよ。
記憶というものはとても曖昧で。 今のその感情もいつか消えてなくなってしまうかもしれない。 だから、シャッターを切る。 私の記憶が消えぬ間に、私は私の心を写しとめる。 そうして一時の記憶も永遠の記憶になる。 私の記憶の欠片たち
昨日のカフェで耳に入ってきた隣のご高齢のご婦人方の会話、 「もう歳だしね~。先が見えないこと、心配ばかりして閉じこもっていたら何もできないまま死んじゃうかもしれないしね」 「そうそう。どうせいつかは死ぬんだから、だったら今楽しまなくちゃ。それでコロナにもし罹っちゃってもいいかなって思うようになったわ。」 あ~、まさにその通りだなぁと思いながら聞いていた。 それでも心の中にある不安。 楽しまないとと思いながらぬぐいきれない不透明な心の中。 カメラを持って外に出たとこ