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機械男のおもひで第二部!   ⑧メカニックレコーディング編

2021年6月某日。

ちょうど梅雨入りしたくらいだったか
随分と久方ぶりに
レコーディングなるものを行った。

およそ3年ぶりのレコーディング。

これまで温め続けてきた妖怪シリーズ。
それらの収録ということもあり
なかなかに気合が入る。

レコーディングは楽器隊から録り始めるため
いつもボーカルは最後になる。

歌いたい気持ちを抑えて
悶々と見守っているのだ。


レコーディングの話で避けて通れないのが

うちださん緊張しちゃう問題だ。


早弾きのところで途方に暮れるうちださん


まさに借りてきた猫。

本人もレコーディングが一番緊張すると
豪語していたくらいで
挙動とか発言が可愛くなってしまうのだ。

緊張してる人特有のあの目をしてるし
動きが角張ったりしている。

過去、一番かわいかったのが

「ちょっとリズム取れないから指揮者やって」

と、頼まれたことがある。


ギターを弾くうちださんの前で
指揮棒っぽいものを振る僕。

音声が入らないように笑いを堪える一同。

思ってたレコーディングと違うなと思った。


ただ、そんな場慣れしてない感じも
うちださんの魅力なのかもしれない。


だいたい3日間くらいの日程で
最終日にボーカルやらコーラスやらを録る。

今回は7曲あったので
それなりにプレッシャーだ。


歌録りの日はメンバーの都合が悪く
単身でスタジオに乗り込む。

他メンバーは後から合流する流れになった。


まぁ信頼されてることにしておこうと思ったが
やっぱり少し寂しい。

間違ってても誰も指摘してくれない。
レコーディング前に入念に歌詞を確認する。


実際メインのボーカル録りは
3時間程度で終了したのだが
(↑もっとちゃんとやれ)
コーラスを入れる作業に移る。

過去の作品はほぼ全てのコーラスを
自分でやっていたのだが
今回は合いの手的なものも多く

メインのメロディ以外はみんなで
コーラスを録ることにしていた。


メンバーも続々と集合していて
あとは合いの手を入れるのみとなった。

CDの一番最初
「開門」という曲には
たくさんの動物の声が入っているが
あれはメンバーの声である。

よく聞くと羊みたいなのもいるので
注目して聴いてみて欲しいと思う。


コーラスを入れてる時は
ちょっとしたボーナスタイムだ。

そんなにプレッシャーもなく
和気あいあいとした空気が流れる。

メンバーみんなで
あれこれと試行錯誤する。

個人個人で録ってるときの孤独感はなく
みんなで笑いを堪えながら歌う。

映画とかならここでエンドロールかなと思う。


こうして機械男のレコーディングが終わった。

いつ発表しようとかは全然なかったけど
停滞しがちだった活動が
少しずつ進み始めた実感があった。


こんな流れで少しずつ
世の中もいい方向に向かえばいい。

願わくば、機械男も何かの間違いで
バズったりしないだろうかと思った。


メカニックレコーディング編!完!


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