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「買い物リスト」の変化から気づいたこと

今回のポッドキャスト「メキシコに行ったら日本のことちょっと好きになれまし‪た‬」でお話ししたテツさんは4年間日本を離れていたわけですが、そういう私も実は合計で10年以上も日本を離れていました。

とは言え、私がいたのはお隣中国。近かったということもあり、年に一度は日本に帰っていました。海外に住んでいる人のほとんどに共感してもらえると思うのですが、帰国するたびに「買い物リスト」なるものがあり、日本を離れる時にはスーツケースがいっぱいになったものです。

でも、この10年間で「買い物リスト」の内容が大きく変わりました。

私が初めて中国で一人暮らしを始めたのは2007年。当時の私は帰国するたびにあらゆるものを購入し、可能な限り中国に持ち込みました。お米、うどん、梅干し、コーヒー、シャンプー、洗剤、レトルト食品、お菓子、本、雑誌、洋服など、、、挙げれば切りがないほどです。

それが、2018年にはほぼ子供のものだけになりました。もちろん、スーツケースの容量を考えて自分の物は我慢したから、というのもあります。でも、「わざわざ日本で買う必要がなくなったから」と言うのが正しい気がします。

今やそれまで私がせっせと密輸←していたものは、中国でいとも簡単に手に入るようになっています。(それどころか、ソファに横になってスマホで注文すれば完了!)

この10年間で、中国は急激に成長しました。オンライン決済は当たり前で、誰も財布を持っていませんし、アパートではネットで注文した商品やデリバリーしたご飯をロボットが玄関まで運んでくれます。それが、日本に帰国すると、何も変わらない。いつも同じ。

そしてまた気づきました。

この「変わらなさ」をたまらなく心地よく感じている自分に。


今週の「ひろしまほんと」


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