見出し画像

【ほぼ日手帳】これをご縁と、言うのでしょう。

私のほぼ日手帳との出会いは、おそらく2013年。

2012年に仕事を始めた時に、買ったのがMoleskineの1日1ページの手帳。仕事用に使っていてかっこよかった記憶がある。

そこから1日1ページの世界にハマり、ちょうどインスタグラムが盛り上がり始めていたこともあって「ほぼ日手帳」の存在を知った。翌年は赤いカバーのほぼ日手帳を購入。

仕事用に大きめのA5サイズ+プライベート用にA6サイズと使い分けていた時代もあったっけ。

仕事用に使っていた5冊は、仕事を卒業したと同時に、捨ててしまったのだけど。プライベート用のは実家のクローゼットに今も眠っている。

いつか大人になったら、リビングの一角に常にほぼ日手帳カズンが置いてあって(イメージはリバティ柄のカバー)コーヒーをすすりながら毎日を書き残す…そんな素敵な暮らしがしたいなぁ。

リバティ柄のワンピースなんて着ているオシャレな自分。そんな理想を描きながらも、A5サイズを毎日埋めるなんて、それもまた夢…。という暮らしを続けてきた。

***

ルワンダに移住した際、買うのが難しくなるほぼ日手帳をどうするか悩んだんだけど、その当時発売されてた黄色いロフト限定のWeeks(1日1ページではなく週間タイプ)が可愛すぎて、つい買ってしまった。

そこから6年間、毎年誰かに持ってきてもらったり、たまたま日本に戻っている夫に買ってきてもらったりと、なんらかの形でほぼ日手帳をルワンダに持ち込むことに成功して、カラフルなWeeksが今もクローゼットに並んでいる。

でも…。

去年は、新しい仕事が暮らしに加わったせいなのか、デジタルノートにハマったせいなのか。なんだかWeeksにときめかなくなってしまって、半年ほど白紙になってしまった。さすがにこれは潮時だなぁ…と。


ずらっと並んだ手帳を見ると、ここでやめるのか?と自問自答してしまうんだけど、週間フォーマットがどうしてもときめかない。

うん、これは、多分。卒業。私の暮らしと、この手帳が合わなくなったということ。悲しいことじゃなくて、私の暮らしやマインドがちょっと成長したということ。

そう思って、8月頃から始まる「ほぼ日祭り」(9月の発売に向けて少しずつ情報解禁されてとても楽しい時期!)にも参加せず、今年何が発売されてるのかも見ることもなく。

もう本当に、心がほぼ日手帳から離れてしまった2023年。長く連れ添いすぎたということかもしれないねぇ…。お世話になりました。ぺこり。

***

なんて思っていたのだけど。

インスタグラムで何かと見かける「おしゃれなノート」が、実はほぼ日手帳のラインアップだったということに気が付いてしまった。

海外のノート・手帳アカウントの方々が、こぞって購入している素敵なノート。え、これ、本当にほぼ日手帳なの?と信じられないけど、みなさんの「手帳開封動画」を見ていると、どう見ても中身がほぼ日カズンではないか。

え、え、えーーー!

私が「お世話になりました」と思いながらウェブサイトを見ることもしてなかったうちに、なんだか新しいラインアップが加わっているではないか。

(厳密には1年前から発売されてる)ほぼ日手帳のHONというやつ。ほぼ日手帳のユニークさでもありながら、決してミニマルではなくて手帳がデカく・重くなってしまう原因のあのカバーがいらないタイプの手帳。

しかも、ヤマザクラという海外の手帳好きさんたちがこぞって購入している柄が、可愛いを通り過ぎて美しい。

そこから、食い入るようにウェブサイトを眺め、そして、インスタグラムを覗き込む。

いや、ほぼ日手帳は卒業と心に決めたばかりではないか。
いや、でもこんな素敵なノートを無視できる?
いや、こんなウキウキするノートは久しぶりじゃない?
いや、週間タイプではないから今の私でも使えるのでは?

あまりにも調べすぎて、夢にまで出てきたほぼ日手帳HON。夢に出たら買っても良いというのがマイルールなんだけど、そんなタイミングでルワンダ在住のお友達がハネムーンで日本へ行っている。

しかも彼女はシールやペンが大好きの文房具ファン。「日本に行ったらLOFTっていう素敵なお店があるからね」とお伝えしたばかり。

「おすすめしてもらったLOFTに明日行くよ!楽しみ!」
「何か日本の文房具で欲しいものあったら、買って帰るから言ってね!」

これはもうチャンスというか、ご縁としか言えないでしょうというタイミングで、私のほぼ日手帳HONが欲しいタイミングと、お友達がLOFTへ行く日が重なっている。

慌ててウェブサイトのスクショを撮って、お友達にメッセージを送る。

「このヤマザクラってやつが欲しくて」
「めちゃ素敵だねー!」
「もしなかったら、これでも良いんだけど」
「あー、私的にはヤマザクラ一択だなぁ」
「圧倒的に素敵だよねー」
「とにかく明日見てみるね!」

そんなウキウキを通り越して、もう小躍りしそうなやりとりを、東京を訪れているお友達とした翌日。

「ヤマザクラ、最後の1個だったから、もう買ったよ!!英語版はなかったから、日本語版だよ」

実は最後まで大きいサイズにするか、小さいサイズにするか悩んでいたんだけど、彼女が残っていた小さいタイプを確保してくれたそうで。実は最後の最後に大きい方に心は傾いていたんだけど、でもこれはご縁。

たまたまインスタグラムで見かけたタイミングと、友人が日本を訪れているという時期と、私のほぼ日手帳熱が重なったこともあり、数週間後に、手元に息をのむほどに美しい手帳が届いた。


汚したくないほどに美しいカバー。そーっと開けてみると、7年ぶりの変わらない1日1ページ。まだ真っ白で、パリッとした紙をパラパラとめくってみたら、どんな1年になるかワクワクしてきた。

巡り巡る時を超え
いつもあなたの所へと
この心舞い戻ってゆく

Superflyさんの『愛をこめて花束を

あぁ、なんか戻ってきた。と感じたと同時に、頭の中で突然Superflyさんの声が再生された(気がする)。

もうお別れかな、とか、他のものに浮気しかけたんだけど、でもやっぱり10年以上のご縁というのは、そう簡単に切れるもんではない。

また、今年も、お世話になります。ぺこり。

サポートありがとうございます。私のところで止めるのではなく、別の方へのサポートという形で「幸せの輪」をつなげていきたいと思います。