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働く、母ちゃん。
「マミーは、ボスなの?」
面白い質問を、子どもから受け取った。数日経っても心に引っかかっているから、ここに書き残しておきたい。今月はいろいろ書きたいことがあったのに、全然note開けなかったから。
先日、珍しくオフィスの外でのお仕事があった。いわば、イベント会場の設営といった感じ。土曜日だというのに、奔走する一日だった。
午前中のイベントは無事に開催されて、お昼ごはんに家に帰宅。遅くなったけど、遊んでいた息子たちはそんなに気にしてなさそうで、ほっ。こういう「罪悪感」って勝手に感じてるだけだったりするよね。
午前中はなんとか滑り出したけれど、問題は夕方・夜のイベント。午前中の時点で、まだステージを組んだり、マイクテストとかしているスタッフたちを横目に。なんせギリギリなのよ、この国は。
自分たちの担当範囲は、やっぱり足を運ばないと怪しい。だがしかし、もう子守をしてくれるお手伝いさんは帰宅してしまった。さて。
連れてくか。
これこそがワークライフバランス。ワークにライフを組み込ませる。しかもここはルワンダ、子ども好きな人たちが沢山だから、まぁ大丈夫。そんなわけで、夕方の疲れてきてグズりそうな子どもたちを車に乗せて、いざ、出陣。そう、夫はいない週末だった。
行ってみると、やっぱりちょっともたもた。で、どうしようかねぇ。バナーが届いてないねぇ。担当の人がいないねぇ。と、予想通りというか、なんというか。
あれこれお願いしてもらったり、自分が走ったり。その間は、子どもたちは飾ってある車に乗って遊んでいたり。会社の仲間が可愛がってもらったり。
「まぁ、これくらいでいいか」くらいのレベルになったころには、もう18時を過ぎていて。ディナーイベントに参加する同僚が、ちょっとおしゃれをして到着。一方で、私自身はというと、朝から着ているイベント用のポロシャツで汗だく。
本当は夜のイベントも見たかったけど、さすがに子連れでは難しいなということで、頑張った私+息子たちは、暗くなってきた中で、帰路に。
「あそこでご飯食べたかったねー」
「あれはレストランではないからねー」
「でもおしゃれしてディナーに来てたんでしょ?」
「呼ばれた人はねー。私たちは、家でごはんだねー」
なんて言いながら、帰りの車で移動していたら、息子がぽつり。
「ねぇ、マミーはボスなの?」
ん?どういうことだい?
「マミーは、ボスなの?」
なんだろうかと思って話を聞いてみたら、同僚やら、業者の方々とのやり取りをみていて「ボス」っぽかったらしい。あら、そうだったかしら。
いや、私はぺーぺーだよ。と言いかけたんだけど、いやでも私この業界で12年も過ごしているぞと。イベントの回数は少ないから、その道のプロとは決して言えないけどさ。でも、まぁそれなりに回数は重ねているぞと。謙遜してないで、もう少し自信を持ってもよいのかもなぁーなんて。
だがしかし、子どもが見ていて「ボスっぽい」ということは、なんだか上からあーだこーだ言っているように見えたんだろうか。それは、よくないな。さすがにルワンダ歴8年になった今、みなさんの手際の「のんびりさ」には慣れているつもりだったんだけどな。
なんて。
働く母ちゃんを見た子どもは、なんだかいつもと違うなと感じたのかもしれない。うん、もっと働く姿を見せてもいいのかもなぁーって思った、そんな帰り道。
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