【カラダ・教育】中学生へのトレーニング指導
月に一度、中学生スポーツチームへのトレーニング指導を行なっています。
中学生チームにトレーナーが派遣される時代になったのです。
初めの頃は「中学生にトレーナーなんか贅沢だ。子どもがわがままになるだけだ。甘やかしてはいけない。」などの声もありました。ですが、せっかくなのでしっかりと教育をしようと心がけています。
「教育」というと仰々しい感じもするかもしれませんが、私の目的はまさに「教育」です。
ここ10年くらい、いや、もっと前からかもしれませんが、自分の体に向き合わない人が増えていると感じています。大人も子どもも。すぐに治療院や接骨院へ行き、その人たちの言うことを100%信じてしまう。または、インターネットで調べてそれを信じる。自分の体が発している情報に耳も目も向けない。
痛みもケガも経験を重ねて、これはただの筋肉痛だ、これはケガかもしれない、とわかるようになります。
少し話はそれますが、以前あるスポーツで全国大会上位にいた元選手と仕事をした時の話です。(すでにどこかで書いた内容かもしれません)
「そんなこと選手に聞かないで、トレーナーが直接診てケアをしてあげたらいいじゃない?」と思いますか?
それではだめなのです。
なぜダメかというと、トレーナーがいなければ自己管理ができなくなってしまうからです。自分で気づき、自分のできることは自分で行う。自分でできないことはプロに相談する。そして学び実行する。これが「自己管理」です。
選手(選手だけではありませんが)が選手自身でできることをトレーナーが行なってはいけません。
中学生の頃から自分の体としっかり向き合い、今どんな状態であるかを感じることは、彼らの未来にとっても大切なことです。
体の調子を誰かに委ねてしまうと、心まで左右されてしまいます。ケガではないのにケガだと思い込み治療費を払ったり、ひどい場合は手術をされてしまうかもしれません。病気にされてしまうこともあります。不要なサポーターやサプリメントを買わされてしまうかもしれません。
私の関わった子たちが、高校生、大人になっても自己管理ができるようになるための「教育」なのです。
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カラダとココロのメンテナンス
株式会社りとるジム
www.littlegym.jp
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