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【カラダ】舌の動きと顔のたるみ

顔の筋肉をリフトアップ
滑舌を良くする

この2つは舌の動きをよくすることで効果があります。
舌をただ動かすだけではなく、舌を自由にコントロールさせると言うことです。

舌は普段下顎の中におさまっています。
断面図だと下が丸く盛り上げっているように描かれますが、実際はもっと下げておいた方が良いようです。

ピンクの部分=硬口蓋(こうこうがい)
緑の部分=軟口蓋(なんこうがい)

口を開けた時の舌の位置についてはこちらの記事を参考にしてください。→軟口蓋と老化

舌を自由に動かすには、十分な広いスペースが必要です。スペースが狭いと舌が上手く動かず滑舌が悪くなります。

スペースを広く保つには
①舌を下げておく
②硬口蓋と軟口蓋を引き上げる

これらの必要なのが
・体幹
・表情筋の引き上げ
です。


顔の筋肉で硬口蓋と軟口蓋を引き上げる

歌の上手な人(声量のある人)って目が大きいと思ったことはありませんか?
顔の筋肉全部を引き上げています。それが硬口蓋・軟口蓋を引き上げる力となり、口の中のスペースを作り、舌を動かしやすくしています。だからどの言葉をクリアに聞こえて来ます。

巻き舌

巻き舌はできますか?
巻き舌をするとき硬口蓋も軟口蓋は上がっています。
鏡をみながら行ってみてください。顔の筋肉が持ち上がっているはずです。目も大きくなります。

「て」と「D」

「D」(ディー)と発音してみてください。
この時も硬口蓋・軟口蓋は上がっています。上がっていないと発音できないのが「D」です。元々日本語にはない発音なので、私のおばあちゃん世代(大正生まれ)くらいの人たちは「でー」と発音している人が多くいました。

「て」も「で」も硬口蓋・軟口蓋を引き上げなくても発音できます。
とはいえ、滑舌をよくするには上げておいた方が良いです。

「rule」(ルール)

日本人には難しい単語。私は上手に発音できなかったので、ルールとほぼ同じ意味の「policy」に置き換えて誤魔化していました。

最初の「る」は「r」なので舌を軟口蓋の方に置きます。(「り」に近い「る」)
最後の「る」は「l」なので舌が歯の裏側に移動してきます。

日本語には舌が軟口蓋に当たって発音する音がない(と思う)ために、日本人にとってこういった舌の移動は難しく感じます。

ロシア語を学んでいます。最初の頃は留学生のロシア人の方に教わっていました。
ロシア語の「ヂ」と言う発音を、軟口蓋を引き上げないで(日本語の)「じ」というと「違う!」と言われ、軟口蓋を引き上げて「じ」というと「それ!」と言われました。
軟口蓋を引き上げると言うことを知らない時だったので、「違いがわからない」と「???」でした。


日本人は若い頃童顔で、年をとると一気に老ける?

日本人は童顔なので若くみられがちですが、年をとると外国人よりも老けて見えます。(私はそのように感じます)
それはおそらく言語の違いだと感じています。日本語は喉の奥を開いて発声しなくても成り立つので、他の言語より顔の筋肉を使つ必要がないからでしょう。

顔のたるみをどうにかしたい!と思ってエステでマッサージを受けたところで、表情も発生も乏しい生活をしていたら、顔の筋肉がリフトアップされることはありません。

人前にでる職業の人たちの顔が垂れていないのは、エステにいっているからだけではありません。常に人にみられているので表情を豊かに保っています。また、人前で話し「伝える」職業の人は滑舌がよくないと成り立たないため、さらに顔の筋肉を使っています。

文句ばかり言っている人は顔がたるみます。
「への字口」は口角が下がっていて、文句を言いたげな表情です。
ニコニコしていつも笑っている人は顔の筋肉がリフトアップされます。
表情筋でさえも心の持ち方で変わります。

ちなみにウィンク。ウィンクは片方の目を瞑ることではありません。片方の頬の筋肉を目にむかって持ち上げることです。
欧米人が時々、こんな手👉をしながらこちらを指差して、口でチって音をたててウインクをする場面は良くあります。映画だけではありません。滑舌にはあまり関係のない話ですが。


日本語が悪いわけではありません。
必要ないのに外国語を学ぶ必要もありません。

顔のリフトアップをさせたい、と思うのであれば滑舌を良くするのが手っ取り早い「顔の筋トレ」になります。滑舌も良くなるので一石二鳥とも言えます。

私はボイス・トレーニングに通って滑舌トレーニングをしています。プロに教わった方がより効果が出るのは当たり前です。ですが、必ずしも通う必要もありません。
はっきり話す。丁寧に話す。しっかり伝える。を心がけているだけでも効果はあると思います。

ここでは触れませんでしたが、滑舌をよくするには体幹が必要です。滑舌をよくするための体幹なんてものはなく、生きるための体幹力があれば滑舌改善に役立ちます。アスリートに歌の上手な人が多いのはこのせいかもしれません。

何事も「丁寧」に。

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株式会社りとるジム
カラダとココロのメンテナンス
www.littlegym.jp

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