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雨がふるたびに 気が乗らない鼻歌を歌い出す 君の横顔は いつも幼いくせに 眼差しだけは、 猫のように強靭なもんだから あまりに辛い玉葱が 鍋の中で甘くなるそのタイミングで ちょっとこっちを振り返ってくれそうな そんな気がしてたんだけど キッチンから覗いてみたら 部屋干しのジャングルの隅で 原材料強がりだけの唇を ぎゅっと結びなおしているところなので 僕は見て見ぬふりで 鍋に牛肉を投下する ほんとは何も始められないくせに 取っ掛かりを見つけたような気になって 何度目かの決