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障害者と健常者の間に壁がない社会にするための挑戦

はじめまして!Little You 2023に出場させていただく、高岡杏です!
昨年度まで筑波大学 人間学群障害科学類に所属していました。現在は大学院進学を目指しております。
第一回目のnoteということで、自己紹介と私の夢についてお話したいと思います!

自己紹介

私には脳性麻痺という生まれつきの障害があります。
そのため、日常生活も色々な機器やたくさんの人に支えられて生活しています。
例えば、移動は電動車椅子を使っていたり、このnoteは床にわり座で座り、前に机を置いて、肘でiPadを打ち、執筆しています。
想像が出来ないとおもうので、私が座っている写真を載せておきます。

これは成人式の写真ですが、こんな感じで座って家で過ごしています。
趣味は推し活をすることです。
こう見えてもライブに参加するため、地方まで遠征することがあります!

少し私の学生時代の話をしていきたいと思います。
私は小中高も通常学校に通っていました。

高校の時は先生にちょっかいをだしたり、かと思えば失恋して、その直後のテストで赤点を取ってしまうような普通の女子高生でした。
高校の時の担任の先生に言われたことで印象的な言葉があります。

「杏さん、普通の女の子だから車椅子に乗ってること忘れちゃうんだよね!」

当時は「ちょっと!先生!」と突っ込みましたが、今思うととてもすごいことだったなと思っています。

この言葉からわかるように、高校はものすごく楽しかったというイメージしかないです!

大学に入ってからは特別支援教育について学びました。
自分が通常学校しか通ってないこともあり、特別支援学校とはどんなところなのだろうと思ったことがきっかけです。
その結果、障害という言葉への疑問や障害者と健常者との間にある壁を強く感じるようになりました。

大学に入ると、自分が障害者側にいるのを痛感しました。
コミュニティが広くなったことで感じたことなのかもしれないし、専攻が障害ということで感じやすかったのかもしれません。
障害者として扱われるということに慣れていなかった私は、障害者の世界に触れた時、ものすごく戸惑いました。
いや、それより障害者の世界と健常者の世界がこんなにもくっきりと分かれていることにびっくりしたんです。
授業や外部の講習会に参加した時にも思いましたし、ヘルパーさんを利用して一人暮らしをしている時にもモヤモヤするなと思うことが多々ありました。
高校時代とのギャップを感じたこともひとつの要因です。
壁というものを強く感じました。
でも、この出来事が私の夢へつながってきます!

私の夢

私の夢は大好きな映画の力で障害者と健常者の壁を取っ払うことです!

もともと私は小さい頃から物語を書くことが大好きで、将来は脚本家になることが夢でした。
なので、中高の文化祭では劇の脚本を書くことが多かったです。
高1の文化祭、クラスで映画を作ることになりました。
私は脚本を担当しましたが、尺が足りなくて登場人物を急遽増やすことになったり、直前で内容を変えたり、色々なトラブルがありました。
でも、そんなトラブルもどこか楽しかったんです。
みんなでああだこうだ言い合って、時に地獄のような空気になることもありましたが、それでも楽しかったです。
そして、映画が完成した時は何にも代えがたい達成感を味わうことが出来ました。
私はその時共同作業の楽しさを知りました。
そこには障害者と健常者の間にある壁なんかありませんでした。

この経験を生かし、障害者と健常者が共に映画を作るワークショップを8月の下旬に開催する予定です!
映画を作る面白さも、障害があってもなくても仲間で同じ目標に向かうということの大切さも、伝えることが出来るワークショップにしたいと思います。

また、それに付随するように私のセルフドキュメンタリーも撮影する予定です。
私を通して障害者が身近に感じられるような内容にする予定なので見てくださると嬉しいです。
ワークショップの様子も動画にして多くの方に見て頂けるようにします!

これから2ヶ月間、頑張りますので、応援のほどよろしくお願いいたします!




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