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ダンスワークショップ「世田谷パブリックシアター ダンス食堂 メニュー22 関かおり」

「うごうご」。
言葉を聞きながらイメージして動く。
イメージはするが目は閉じない。日常で感覚を使うように、感覚を開いておく。

歩く。
歩きながら、(会場である稽古場内の)行きたい場所に行ってみる。
歩きながら、したいことをしてみる(子どもに戻ったつもりで)。
歩きながら、ほかの人たちを見てみる。

床が土などの柔らかいものであるつもりで動く(大きく動かなくてもよい)。

水の中にいるかのように。
水の中で気持ちよくなってみる。
周囲の人たちを見て、気持ちよさそうな人をまねてみる。
水の中で自分の肉体が柔らかくなって、水の中へ溶け出していく。
骨だけの姿になって、骨の間に水を通す。通りをよくする感じで。
水の中にいるまま、よい感じの肉を自分に付けていく。

伸びをする。
体のいろいろなところを伸ばしてみる。
反対側に引っ張る力も意識する。
ペアになって、伸びをしている人の体をもう一人が押してみると、伸びをしている人の体は結構強くなっていてあまりぐらつかない。

両手を擦り合わせて温める。
手のひらの中に何かいいものを持っているつもりで。
体のほかの部分も手でこすって温めていく。いいものを広げていく感じで。
自分の体のいろいろな部分を探索する。
手以外の部分が体のほかの部分を温めていくように。
床から体を触られているように。

おなかなど体のどこかが振動しているように動く。
その振動しているものが体の中を移動する。
激しく振動させる。楽しくなってくる。
周りの人に負けないよう、自分がいちばん楽しいつもりで思い切り体を振動させる。

ペアになり、一人が寝転んで、もう一人が両手で寝転んでいる人の体を押していく。
びっくりさせないように触る。
くすぐったくないように深く押す。
指など細かいところにも触れる。
触られている人は嫌なことがあったら伝える。痛くて触られたくないところなどもあれば伝える。
触られている人は、触られることで、自分の体の部位を意識する。

ペアで、粘土彫刻のワークをする。
一人が楽な姿勢、または好きな姿勢で横たわるなどする。もう一人が、好きな形に体をつくっていく。
離れて見たり、異なる角度から見たりして、調整していく。
彫刻になっている人は、きつい体勢になったら、例えば腕の内側を意識して腕を上げておくなど、できるだけ楽になれるように工夫してみる。
彫刻ができたら、(つくっていた人たち)みんなで鑑賞会をする。

講師から渡された共通の振付を5分間くらいで各自がアレンジする。
わりと自由に解釈して変えてよい。
体の別の部位を使う、反対側に動かす、大きくまたは小さく動かすなど。
稽古場の好きな場所で行う。
3~6人くらいずつ発表して、ほかの人たちは見物する。


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