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かかりつけ医の診断は『コロナ太りと精神的なもの』

頑張り抜いたマラソン大会が終わり
息子の日常は穏やかな日々になるだろう
そんな風に思っていたのですが、
そうとはいかず
以前にも書いた
『月曜日の朝嘔吐』
は治ることを知らず
毎週のように息子を襲うのであります。

そしてもう一つ私にはすごく気がかりな事がありました。
それは、
『いびき』
である。

ある時から大人並みのいびきをかくようになった息子。
そしてそのいびきが途中で止まり、
またゴーゴーと豪快ないびきをかく。
もしかして、睡眠時無呼吸症候群なのでは?

すごく怖かった。

嘔吐も続き、いびきも怖い…
意を決してかかりつけ医へ受診をしました。

学校側が用意して下さった
息子の成長記録のグラフを持って
緊張しながらかかりつけ医へ。

かかりつけ医の先生へ息子の体の変化と共に始まった
嘔吐やいびき、
その他もろもろ気になった事も詳しく話す。

先生の診断は
『コロナ太りと精神的なもの』
でした。

先生
「今多いんですよお母さん!こういう子。
 休校で外出禁止で肥満になってしまう子。」

「そうなんですかぁー…
 でもうちの子、間食もあまりしないし、ジュースとか
 は好んで飲まなくてお茶か水がいいって飲むんです。
 ご飯の量も以前の方が食べていて、今はお茶碗半分
 くらいしか食べないし…」
先生
「あのねぇーお母さん、みんなそう言うんですよ。笑
 運動する事が急に減ってしまって環境が変わって、家
 に居る事が多くなって。
 だから食事の見直しと積極的な運動を取り入れてみ
 て。
 身長が伸びてないのは…ちょっと様子見ようか。
 イビキは肥満体質になってしまった為だと思う。
 嘔吐は週の始まり月曜日にっていうのは精神的な物が
 大きいと思うので、様子を見てあげてください。
 お母さん!頑張って!」

「はぁーー…。…わかりました。」

腑に落ちない。
大して成長のグラフも見ずにすぐに机へ置き
淡々と話す先生。
血液検査をするとか何か検査をしてくれるとかでもない。

う〜ん…
ご飯も全然食べないでここまで太るかなぁ?
半年で5キロだよ?
子どもだよ?
でも、先生が言うんだからそうなんだよな、きっと。
納得できないまま帰宅。

精神的な部分は何が原因か息子と話し合っても
「特に学校で嫌な事ないよ。楽しいし、嫌な事されてる
 わけじゃないし。
 夜寝る時は明日学校楽しみだな!とか思うんだけど
 朝になると気持ち悪くなっちゃってしんどくなっちゃ
 う。」
息子はこう答えた。
確かに学校から帰ってくると
めっちゃ笑顔で
「楽しかったぁー!」
って帰ってくるし…
でも何かあるのかもしれないし
思春期だから言えない事もあるかもしれないから
様子を見よう。

あとは食事のバランスをもう一度見直して
運動も積極的にするように、
帰宅後は散歩へ出かけてみたり、少しジョギングしてみたり、
休みの日は公園へ行ってみたり。

でも息子はすぐに疲れてしまうようで
すぐに座り込んでしまったり
オレはここにいるから
と動こうとしなかったり。
全くもって外へ出る事を嫌がるようになってしまう。
とにかく家に帰ればすぐに横になって
そのまま寝てしまう。
気のせいか、喋り方もすごくゆっくりスローペース。
こんな喋り方だっけかなぁ?と思う程。

こんなにも180度性格が変わってしまうなんて…
どう頑張ればいいんだよぉー…
めげる私。笑

コロナ太り。
お医者さんが言うんだからそうなんだよな、きっと。
よし!頑張ろう!

しかし、一向に良くなる気配すらなく、
身長も1ミリも伸びず、
体重だけがどんどん加速するように増えていきます。

相変わらずの休みがちで出席日数がマズいと
担任の先生から連絡が来て、
「午後からでも体調が回復してからでもいいので
できるだけ学校に連れて来て下さい。」
と言われる。

分かってはいるが、なかなか息子クンを学校へ
送り出すには至難の業で
私もメンタルやられ気味でした。
仕事も休まないと行けなかったですし……
どうにもこうにも動こうとしない息子に
時にはキツく、
時には諭すように、
時にはお互い涙を流しながらお互いの感情をぶつけあったりした時もありました。

毎日毎日息子の事を考え、
どうしたらいいのか
明日は何て言って朝送り出そうか。
明日は体調悪くならず学校へ行けるかな?

行けますように。。。

この時のかかりつけ医の受診、診察結果で私は、
腑に落ちないがコロナ太りだとずっと思い込み
そして言い聞かせ、
息子の体の変化に戸惑いながらも
不安になりながらも2年も過ごしてしまうのであります。


今では本当に放置してしまった事を後悔するのであります。
この時なんでもっとおかしいだろ!って違う病院へ連れて行かなかったんだろう。
もっと詳しく検査してもらわなかったんだろう。

この時の息子は相当体がしんどかったようです。
かわいそうな事をしてしまった…
悔やんでもしかたないのですが、
自分を責めてしまうのです。



 


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