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結局は、好きには敵わない『女生徒』

理窟はないんだ。
女の好ききらいなんて、ずいぶんいい加減なものだと思う

『女生徒』太宰治

好きな人には、なんだってしたい。
毎日つまらないなんてことがないように
楽しいこと嬉しいことで満ち溢れるように
悲しいことは全部拭い去りたい。

そのためにどれだけの労力を使ってもいいから
幸せに暮らしていてほしいという「エゴ」は
ただ、好きだという感情によるものだ。

でも、その好きがある日プツンと切れてしまったら
何も頑張らないし、頑張ることを辞める。
つまり「きらい」になった瞬間に全ての努力をやめる。

ずいぶんといい加減な女だな。と思うけれど
それだけ好きなものに夢中になれるのは自分の強み。

見返りを求めるよりも、ただ好きという感情のまま
生きている方が幸せだったりする。

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