![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60087604/rectangle_large_type_2_70da368133a4ecce996a593a9fb6504f.jpg?width=1200)
季節の変わり目『ア、秋』
秋ハ夏ノ焼ケ残リサ。
『ア、秋』太宰治
カエルの鳴き声や蝉の鳴き声がしない。
少しずつ夏はどこかに過ぎ去っていって
秋の季節がどんどん忍び寄ってくる。
昔から疑問に思っていることがある。
二十四節気のように暦では春夏秋冬は存在するけれど
体感する季節はいつのまにか、春から夏に夏から秋に
秋から冬になってまた春が来る。
どの日が変わり目なのかわからないけれど
ゆるやかに季節が移り変わっていく。
ひとの心もある日決断した心によって
急に180度変わるのではなく、なだらかにゆるやかに
終わりを迎えることはできないのだろうか。
誰を傷つけてもいい、わたしは自由でいたい。
と言う反面
誰かに恩返しをするために、わたしが我慢すればいい。
この反する感情と約1年間戦ってきた。
季節のように緩やかに人を傷つけることなく
美しいものとして移り変わりたいと言う願いは
大切だと思った人を裏切るような自分を認めたくない。
ただそれだけの理由なのかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?