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七夕の木といえば、ウリノキとミズナラ

森と木が大好きな北海道の佐野です。
今日は7月7日、全国的には七夕ですね(北海道では、ほとんどの地域で、8月7日が七夕です)。ということで、今日は、七夕にちなんだ樹木を紹介します。

七夕飾りの吹き流しのような花

北海道では、この時期、ウリノキの花が咲いています。ウリノキの名前の由来は、葉っぱの形が瓜の葉に似ているからなのですが、この時期は、葉っぱよりも花の形に目を奪われますね。

写真をご覧ください。まさに、七夕飾りの吹き流しのような花ですね。人間界の七夕飾りのような派手さはありませんが、純白の吹き流しは、清楚な美しさを感じます。

七夕飾りのようなウリノキの花



願い事を叶えてくれる星はどこ?

さあ、七夕飾りの準備ができたら、星に願いを、ですね。人間、何歳になっても夢は持ち続けたいもの。私にだって、まだまだ、大きな夢があります。今日ばかりは、夢が叶うよう、星に願いたくなりますね。

さて、その星ですが、夜空にたくさん輝いていますが、実は、意外なところにも星が隠されているのです。どこかというと、ミズナラの木の中です。

ミズナラの枝を切断すると、かわいらしい星が出てきます。枝の中心部にある髄という組織ですね。星というよりは、金平糖に近いかな?

(この枝は、庭木として植えられたミズナラから剪定した枝です)

星形の髄



らせん状につく葉っぱ

ミズナラの星形の髄ですが、実は、この星の稜の部分から葉っぱが生えてくるのです。そして、お互いに重ならないように、枝のまわりを5分の2回転ずつしながららせん状に葉っぱがつくのです。つまり、葉っぱ5枚で枝を2回転する計算になります(専門用語で2/5葉序といいます)。

ちょっと、心の目で見ていただきたいのですが、写真のミズナラの枝の一番下の葉っぱを起点に5枚数えながら枝先に進んでください。一番下の葉っぱと同じ位置になりますよね(やや強引ですが、七夕に免じて、おおらかな気持ちで許してください😅)

2/5葉序のミズナラ


ミズナラに願いを

さて、ミズナラも大木になれば、たくさんの枝に分かれます。そして、この一つ一つの枝の中に星が隠されているんですよね。その数は、天の川の星の数に引けを取らないでしょう。今日は、ミズナラにも願い事をしたいと思います。

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