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那須高原:殺生石と温泉神社

那須高原ビジターセンターで秋祭りがあるとのことで、冬支度前の那須高原に行ってきました。

お祭りは、「那須ビジ秋祭り2022」と銘打って、那須高原の施設や、活動を行っている団体などが集まり、体験会、クラフト作成、物産の販売などしているブースが並んでいました。ゆるキャラの参加もあり、盛り上がっていました。もちろん、「はなもく散歩」も「パーク・クエスト」を実施しています。


たくさんの団体が参加していた。
お祭りの様子
クマも展示


はなもく散歩のイベントも行っています。

ビジターセンターの園地では、紅葉はすでに終わっていましたが、ガマズミの実は残って目立っていました。
園地内に岩がゴロゴロしているのですが、お祭りで行われた観察会に参加したところ、この石は那須岳噴火の際の噴石とのこと。このように、噴石が見やすい場所は他にはあまりないとのことだそうです。また、岩には苔がついているのですが、これがイオウゴケという、この温泉地で見られる苔だそうです。

茶臼岳方面の様子
園地の様子
園地内のいたるところに見られる岩
イオウゴケ?

那須ビジターセンター周囲には、殺生石や湯本温泉があるのですが、ここをまわる観察会ツアーに参加しました。


奥が殺生石。昔は周囲から蒸気が出ていたとのこと。
昔は湯の華を取っていたとのこと。(観光用に再現したもの。)

殺生石周辺は、那須岳からの温泉が出ているばしょで、イオウの採取が盛んだったそうです。特に、以前は殺生石周辺は、高さ1m程度でも約80℃近くあり、山から出た蒸気を集めてイオウ成分が高い湯の華をとっていたとのこと。しかし、火山活動の変化や、周辺の土を採取して化粧品の原料等に利用するなどの開発で、とれなくなったそうです。


殺生石の隣接には、温泉神社があります。読み方は、「ゆぜん」神社です。神社の創建は古く、この地の温泉と深く関係があります。また、那須与一が屋島の戦い後に寄進をしたという話も残っています。


那須与一が寄贈したと言われる鳥居

ここには、樹齢約800年のミズナラの木、1年中くちびるみたいものが見られる「イオウゴケ」と興味深いいきものがみられます。

樹齢約800年のミズナラ
イオウゴケが生えている石

那須高原ビジターセンター周辺も、少し歩くと様々な植物などが見ることができます。ぜひ、那須に行った際には、ビジターセンター園地の「はなもく散歩」も体験してみてください。

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