あの時の挫折があるから今がある！偶然力をキャリアにいかす

今たどりついているあなたの仕事。
もしかしたら、偶然の出会いがきっかけとなり
今、その仕事をしているのかもしれません。

今回は、予想外のできごとに見回れたって大丈夫。
その予想外が後々考えれば、自分のキャリアに
良い影響を及ぼす。
そんな「偶然力」について話をしてみます。

思いがけない偶然からキャリアは始まっていく

まず、「プランド・ハプンスタンス理論」という言葉を知っていますか？

これは、日本語で「計画的偶発性」とも訳される、スタンフォード大学のクランボルツ先生が提案したキャリア形成の理論です。

この理論は
「自分の仕事って偶然の出会いから始まっていることが多い」
「そしてその偶然にきがつけるか」
「偶然を引き寄せられるか」
と偶然力を磨いていくことが自分のキャリアを良い方向に導いていける
と言っています。

この理論のなかでは
成功したビジネスパーソンのキャリアの8割は、思いがけない偶然の出来事によって決まっていると言われています。
これはびっくりするような割合ですよね。

と同時に、ただ偶然を待っているだけでは、
理想の働き方は向こうからやってこない。
とも言っています。

大切なのは、その偶然をどう活かすかです。
偶然や失敗をうまく見つけ出し、意味つけできるかで変わります。
クランボルツさんによるとよいキャリアを築く人は、
偶然を待つのではなく、積極的に行動し、
周りで起きていることに気を配り、
偶然のチャンスを増やしていると言っています。

実際、仕事でも偶然の出会いや予想外の出来事が、大きな変化のきっかけになることってありませんか？

わたしも予想外の出来事がきっかけだった…

私自身も振り返れば予想外の出来事を経験し、今にいたります。

育児休暇から復帰したとき、予想外の状況に直面したんです。
「よし！時短勤務だけど子育ても仕事もがんばるぞー！」
「土日も働けるように調整していくし勤務時間が前後する日があったって家族で協力していく！」と
意気揚々と育休復帰に臨みました。

でもふたをあけてみれば名ばかりのポジションとなり、
ただただ業界紙をながめるだけの日々が続いたのです。

このときは必死でした。
夫にくやしいと相談したり、
同じような悩みを抱えているひとはどう乗り越えたのかと意識が向くようになり
世間一般の共働き世帯の（主にママの）働き方のもどかしさも知りました。

そして会社での立場が落ち着いてきたころには、同じような悩みを抱えているママの力になればとInstagramで発信をし、今では１．１万人の励まし合える仲間ができました。（偶然力を生かす！１）
その後にも企業で育休復帰のキャリアデザイン研修を担当するなんてことにもなったのです。（偶然力を生かす！２）
会社を辞めて個人で活動していくのも、新入社員時代には考えられませんでした（偶然力を生かす！３）

偶然力をみがいてみよう

ここで質問です。
過去3年間で起きた失敗や予想外の出来事は何ですか？
そして、そこから得た気づきは何ですか？
その気づきをスマホや日記にメモしておいてください。
たまに見返してみるとその偶然をきっかけに新たな道が開くかもしれません。

偶然を味方にして、あなたにとっての心地よい働き方を見つけるヒントになりますように。