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地方フリーペーパーのお仕事とは

こんばんは。
地方で広告代理店に所属しつつライター業を行っている明里実花です。

今日は、私の仕事をお伝えしてみようと思います。
フリーペーパーってどんなもの?と思う方もいるかもしれないしいないかもしれませんが、私はこんな仕事を毎日していますよ、という記事になります。

まず、フリーペーパーとはフリー、つまり無料で読めるペーパーです。
なぜ無料で読めるのかというと、広告を出してくださるクライアントの皆々様からの広告費が印刷費や配布料などになっているわけです。
雑誌は売っているのに広告費も入るからすごいなあなんて思ったりしています。

それはともかく、日々クライアントさまへは足を向けられないな……と感謝しつつお仕事をしております。
広告を担当しているのは弊社の営業です。基本私は広告にはノータッチ。
記事広告(記事のような広告)のときはクライアントさまへ取材をして書くこともあります。

私の主な仕事は、このフリーペーパーの「記事」を書くことです。
グルメ記事からお店紹介、インタビュー、各号の特集まで企画編集ライター業をすべて1人で行っています。
1人というと「大変でしょう!」と言われがちですが、大変は大変ですが今はほぼルーティーン化していること、連載記事はフォーマットが決まっていることからそれほど苦ではありません。

では、仕事の流れです。

現在、掲載するお店や人物は私が決めています。部署に人数が多かったころは会議で決めていたのですが、いまや1人になってしまったので自由になりました。
そのかわり、責任感を持って取り組んでいます。

掲載のお店を決定したら、まずは電話をかけて取材の申込みをします。
お店のスケジュールと弊社カメラマン、私のスケジュールをあわせて日時を決定。

決定したら取材の日までは下調べをしっかりします。
取材をしようと思った時点でもう調べてはいるのですが、当日まで何度も下調べをします。これをしっかりしておくことが取材をスムーズに進める一番の方法だと思います。

取材先の方もいろいろで、1聞いたら100返してくださる人もいれば「そうですね」しか言わない方もいます。

1聞いたら100返してくださる方は大変ありがたいものです。
下調べをして知っていることも「今知った!」のようなスタンスでお話を聞くと、喜んでお話してくれます。
ただ、「そんなことも調べないで来たの?」と思われることもあるので、「実は調べてます」というような適切な質問をするとよいでしょう。

「そうですね」しか言わない方は、元々そういう方の場合と取材という非日常に緊張している場合があります。
そのときは、下調べが役に立ちます。「◯◯ですか?」「そうですね」という流れでもそれは「◯◯」ということ。そんな了承を得たという形で文章を作ります。

また、インタビューでは緊張されてなかなか話しが弾まない……ということがあります。そして私は、あるときからインタビューの際のレコーダーを変える直前まで「止めない」ことにしました。

なぜなら「ではインタビューはここまでです。ありがとうございました」の後の雑談の中でこそリラックスした雰囲気でよい話が聞けることがあるからです。雑談中にいいお話が聞けたときは「あ!それいいですね!書かせていただきます!」とお伝えするようにもしています。

インタビューではテープ起こしという作業がありますが、その他は取材中にメモを取ったものを参考に記事を作成。

出来上がったら弊社デザイナーへ入稿し、上がってきたら先方に校正、校正OKが出たら印刷へ。

と、ここまでが一連の流れです。コーナーごとにこれを繰り返しています。

ミスが無いように数人でチェックはしていますが、稀にそのまま印刷されてしまうことがあります。その場合は、ネットでの「訂正とお詫び」が主となります。

どれも間違えてはいけないのですが、一番間違えてはいけないのは「電話番号」「金額」だと思っているので、この2点は確実に何度も何度もチェックします。

先方校正もあるので、ミスをした場合は「お互い様」のところもありますが、無いように努力していますしここ数年はミスなく過ごせています。

晴れてフリーペーパーが出来上がったら見本紙をお届け。
「またよろしくお願いします!」と声をかけるようにしています。

以上が私の地方フリーペーパーのライターとしてのお仕事です。
つらつらと流れだけを書いたつもりなのに普段より長いですね。1000文字前後を目標にしているのにもう2000字に近くなってしまいました。

ですが、これでも書きながら「おっとこれは余計だった」と思って消したりしたので、次はもう少し違った角度から掘り下げて書いてみたいです。





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