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映画「パペットシャーク」(原題:Puppet Shark) 感想

監督: Kelly Collective
キャスト: チャンス・ケリー、 グレイソン・ケリー、 ダレン・スティーブンス、 アダム・ゴルドベルク
🔻元記事🔻

クソコラを作りましたのでご査収ください

お正月、自宅に友人(Twitter映画仲間のはんとうさん)を招き、おせちと酒をつまみながら2人で観ました。
まず、前提として、これは友人と正月からみるような映画ではないです。

基本的には「ドラッグかアルコールを必要以上にキメた状態で執拗なぬいぐるみ遊びをしている」みたいな映画なのでネタバレもクソもなかったです。正月らしさとは、謹賀新年とは、みたいな状態で正月から友人と「こんなものにレンタル代金を払ったこと」について考えていました。

「良くないサメ映画あるあるをさらにひどい状態でぬいぐるみでまとめてみました」というような要素もあるので、良くないサメ映画に耐性がありなおかつ苦行に耐えうる人向けの玄人映画だなと思いました。

うら若き女子2人で体育座りで「長い、いや長いな、まだやるのか」「こんなに長い15分ってあるのか」などとツッコミながらみても全然終わらない時間にドン引き。個人的に悪夢的でグッときたのは、サメの歯にフロスをしてあげるシーンでした。冗長、ほんとうに冗長。M性感の前戯よりも冗長でした。

この映画は、一人で通常日に見たらきっといつか忘れてしまっていたと思うのですが、正月に会うのが2回目の友人と自宅で観たことにより、一生忘れられない悪夢として鮮烈に脳に刻まれました。
ぬいぐるみがもしゃもしゃいいながらギターをつま弾く謎の描写や、急に音声レベルが変わって音量調節が必要になったこと、きっと忘れない。許さない。
映画が長いとかは、もうどうでもいいんですけど、音声レベルくらい合わせてくれよ、わたしのYoutubeですら合わせてるぞ!

眼前で繰り広げられるぬいぐるみの悪夢、隣には明らかに映画への興味を維持できない友人、酒、おせち。

思えばわたしの年末は最低でした。
”運が悪かったから”最低だったのではなく、”わたしが”最低だったんです。
10月よりフリー化し、生活に困窮するなかで、プライベートな友人や姉様達にも気を使わせてしまっていました。
わたしもずっとイライラしていた。「なんとかしなくちゃ」とずっと思っていたけど、気持ちの踏ん切りがつかず、全然立てなかった。ハワイアンズに行ったり、Yotubeに色々あげたりしていたけど、内心ずっと壊れそうでした。大切な人を何人も傷つけてしまったと思います。
年内にどうにかしなくては、と立ち上がったのは12月も下旬、在籍店がきまりバタバタと忙しく動いても、数日で予約が埋まるはずもなく、クリスマスイブと大晦日は新店の待機室で過ごしました。

それらの悲しい流れからの、元旦、2024年の映画初めを飾った「パペットシャーク」
この悪夢のような映画を見ながら、なんとなく「今年これ以上ひどいことは起こらないかもしれない」と思いました。

そして、その予想は的中して、このあとはんとうさんと見た映画2本はとても素晴らしかったです。
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