足下を固める

今回は足袋の話。和装における靴下ですね。

ルールに則ると、フォーマルでは白でなきゃダメとか、色柄はシーンが限られるとかそれなりにあるようなんですが、普段着なんでその辺は気にしないことにしてます。

実は靴下で良かったりする

書生スタイルから入った初めの頃は足袋までは持っていなくて、普通の靴下にブーツとか、スニーカーとか。着物警察が聞いたら卒倒しそうな話だと思う。
今でもデニムとか木綿とかなら足袋ソックスですませてしまいます。どこでも売っているし、柄もいろいろあるけど、個人的にはTabioの靴下最強です。

そういえば足袋ソックス、祖母が生前愛用してまして、自分が使う用のを買った時に「ばーちゃんこういうの使ってたなあ」と変に感慨深くなった記憶が。

とは言っても足袋が良い

さて、足袋。
踵のところが開くようになってて、こはぜという金具を留めるようにして履きます。ふだん、靴下は着替えの一番最後という人も、足袋は一番先に履きましょう。でないとせっかく着た長着が着崩れます。ええ。自分は毎回忘れます。

素材はいろいろ、木綿、正絹、レースなど。流石に男物でレースはないと思いますが、こはぜが苦手だったり、どうにも足に合わないという人には最近ストレッチタイプの足袋があるそうです。フォーマルならともかく普段着なら誰も見ちゃいないので好きなものを履きましょう。

サイズは普段履いている靴と同等か、0.5小さめでもいい気はします。大きいと鼻緒が当たる部分が違和感ありすぎてもんのすごく痛い。それは良くないので、ここの部分のフィット感は他よりも優先したい。優先してください。合わないと痛くて歩くどころの話じゃなくなるし。
自分の場合は26〜26.5なので26で探したり作ってもらいます。スニーカーのサイズで合わすと大きすぎるので(特にVANSとかね)、その辺は測れたらいいんですけどね。

せっかくだから誂えたい

足袋もマイサイズで作ることができます。自分はサイズとつま先の形状だけざっくり指定するタイプで作ったことはあります。
いつもお世話になっている呉服屋さんに好きな生地を持ち込み、サイズとつま先の形状を指定して、あとはだいたいおまかせ。設置面の生地の色は指定できたかな。白か黒。で、待つ。
作ってもらった時は遠州木綿の歯切れを使って作ってもらいました。
大体4000円くらい。プラス布代なので、5000円もあればお釣りがくるかと。

これが作ってもらった足袋。シンプルで良い。

向島めうがやさんとかだとフルオーダーもできるそうで、初回に足の型紙を作って6足あつらえてもらい、あとは1足ずつ作ってもらえるという方法なんだそう。値段はそれなりにするけれど、自分専用の型紙だから合わないわけがない。自分もあつらえてほしい。

他にいろいろないのか

サイズのことはわかった、あつらえも良かろう、だがかわいいのが欲しい、もっとこう柄とか(手をうねうね)、みたいな人にはcreemaとかminneとか探してみると良いかもしれません。けっこうな数出てきます(マジで)。

sumihikoさんのはおしゃれで好きです。

気になるのは「たてや」さん。
好きなのが見つかるといいね。

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