玄鎮健『幸運な日』

今回ご紹介する作品は玄鎮健(ヒョン・ジンゴン)の『幸運な日』です。この作品は1924年に『開闢』という雑誌に掲載されたもので、韓国人なら知らぬ者はいないというほどの作品です。現在も恐らく高校の国語の教科書に掲載されているものと思われます。

『幸運な日』は、そのタイトルそのものがアイロニーとなるような、大変不幸な内容の話です。

それでは、お楽しみください。

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