見出し画像

手術から1年が経過しました その2

 甲状腺乳頭がんのため、甲状腺の全摘手術を受けてから、1年が経過。この間に自分の中で、変化したことを考えてみました。

・OB感が増した:甲状腺がんに関わる治療としては、毎日の服薬と定期的な経過観察のための通院のみとなり、「今まさにがんの治療中です!」というような「現役感」は薄くなりました。学校を卒業した部活のOBのように「昔この部活にいたんだ~」くらいの感覚になったように思います。がんの告知後や手術前・術後には、自分の中に占める「がんの当事者である」という意識がとても大きかったのですが、今ではその渦中からは離れた感覚があります。

・がん検診が怖くなった:自分ががんの当事者になる前は、乳がん検診や子宮がん検診を受けても、全く不安はありませんでした。「だって今こんなに元気だし、自覚症状もないんだもん。がんであるはずがない!」という確固たる自信があったのですが、この認識が大きく変わりました。健康診断オールA、自覚症状なし、お酒も飲まない、たばこも吸わない、健康そのものの状態で甲状腺がんを告知された私にとって、がんはもはや自分と陸続きの場所にある身近な病。誰でもなる時はなる、とわかってしまったので、がん検診の結果を見る時の緊張感が変わったように思います。検診も「行きたくないな~」と思うのですが、「何事も早期発見・早期治療!自覚症状がない状態で見つかれば、治療も楽なはず!!頑張れ私!」と自分に気合を注入して、行くようにしています。

 手術から1年が経過して、私の意識はこんな感じに変わりました。2年・3年と経過していくごとに、自分の中で変化があるんだろうな、と思います。今後も、自分の変化を楽しみながら発見していけたらと思います。楽しい変化がたくさんあるといいな~…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?