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がんの告知から、1年が経ちました

 「甲状腺乳頭がんです」と告知を受けてから、1年が経ちました。でも、次回のタイロゲンテストの食事制限開始日と重なったこともあり、「あ、そういえば今日告知された日だった!!」と夜になって気付きました。告知日に気づかないという事は、それだけ日常が戻ってきているということでもある訳で、「忘れることができていた」ということそのものが、とても恵まれた状態なのかもしれないと思います。

 今まで考えなかったことをたくさん考えて、初めてのことをたくさん経験した1年でした。10年経ったようにも感じるし、あっという間に過ぎ去っていったようにも感じる、不思議な1年間でした。そして、「人生には限りがある」ということを、目の前に突き付けられた1年でもありました。

 自分が大事にしたいことは何か。家族に残したいものは何か。そのために自分ができることは何か。色々なことがそぎ落とされて、物事をシンプルに考えられるようになったように思います。

 自分の身に起こった大きな出来事。決して楽しいことではなかったけれど、このことすらもこれからの人生の糧にしてしまいたい!普通の生活を送れていることに感謝しながら、ここから先の人生も貪欲に楽しんでいこうと思います。

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