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手術から2年。新たなチャレンジ!

 甲状腺乳頭がんによる、甲状腺全摘手術をしてから、2年が経ちました。長かったような、早かったような、不思議な感じですが、毎日元気に生活しています!

 現在は、毎日の服薬と、3か月に1度の通院での経過観察のみ。日常生活は、術前と全く変わりありません。仕事もその他の生活も術前と変わらず、バタバタと日々忙しくしています。

 そんな中、仕事のキャリアアップのための試験にチャレンジしてみることにしました。試験を受けるチャンスがある、ということを知った瞬間に、「お、ぜひチャレンジしたい!」と思いました。もしかしたら、がんの告知後や、手術から日が浅い時に同じ情報を目にしても、「がん」という病気のことが心の多くを占領していて、そんな気にはなれなかったかもしれないな…と思います。そもそも、その情報が入ってきたとしても、何もひっかからず、スルーしていたかもしれません。

 今回、自然に「チャレンジしたい!」と思えた自分も嬉しかったし、ある意味がんであった自分からまた一歩前進できたのかな、と思いました。うまくいくかどうかはわかりませんが、とりあえずバッターボックスに立つチャンスがあるのなら、バットを振ってみよう!と思いました。

 がんの告知後から術後までは、「がんである自分」が自分の心の多くを占めていましたが、今の自分にとってのがんの経験は、「小学校を卒業した」くらいのレベルの感覚にまでなりました。確実に過去の自分の歴史には存在するけれど、普段意識して思い出したりはしない、といった感じでしょうか?(もちろんこれは、私の場合です。同じ種類のがんの方でも、術後2年経っても辛い想いを抱えている方もいるかもしれません。『2年経てば誰でも大丈夫』という訳ではありませんので、ご注意くださいね。)

 もしかすると、これを読んでくださっている方の中にも、甲状腺乳頭がんを告げられて落ち込まれている方、当事者の周りの方もいるかもしれません。もちろん個人差はありますが、術後2年経ってこんな元気に生活をしている人もいますよ、ということを知ってもらうことで、少しでも前向きになるお手伝いが出来たらとても嬉しいです。


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