どこにいても「生活」する

空腹を満たすために料理して食べ、身体の機能を保つために運動し、人の役に立って喜びを分かち合うために仕事する。洗濯することで清潔な衣服を身につけられ、定期的に掃除することでスッキリした気分になれる。道ですれ違う人やお店で出会う人に微笑みかけ他愛もない会話に花を咲かす。そんな日々を過ごせることに、布団の中で感謝しながら眠りにつく。

生きることで活動でき、活動することで生きていける。まさに「生活」だ。そして、生活の内容はどこに住んでいようと同じなんだ。川根本町に移住して1ヶ月が経過して、この思いは一層強くなった。これまでの人生で、三重県、神戸、バンクーバー、横浜とあらゆる場所で暮らしてきたが、生活の内容に大きな変更点はなかった。

どこにいても変わらないそんな「生活」が好きだ。「生活」を楽しんでいる人と触れ合うのが好きだ。これからも「生活」の軸を丁寧に保ちながら、尊い日々を過ごしていきたい。

400字エッセイ書いています。