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「林間学校で、私は謝らなあかんことを謝れない子だった」と話した小5次女が親にしてほしかったこと

リスナー養成講座(大切な人と心でつながる聴き方講座)修了生のわかです。小5と中2の子どもがいます。

子どもが失敗した話をしてくれるとき、親はつい解決策を提示したくなります。でも、「子どもは親に解決して欲しくて、話すんじゃないんだなぁ。ただ、気持ちを聴いて欲しいんだなぁ」と思った出来事です。

2泊3日の林間学校から帰宅した小5の次女が、夜寝る前に、「林間で私は謝らなあかんことを謝れない子だった」と言い出しました。私は「その事、詳しく聴いてもいい?」と聞くと、次女は何があったかを話してくれました。

【出来事】
次女が野焼きのホットドッグ(カートンドッグ)のアルミホイルを枝で剥がそうとしたら、枝が跳ねて、火の粉が近くの男子の膝に飛んだ。男子は「あっつ、あっつ」と言ってた。(大した怪我にはならなかったよう)
そのときに、私は謝れなかった。

話を聴きながら、次女は謝れなかったのを気にしていることや、火の粉が飛んで、「自分(次女)もびっくりしたんやね」と確認しました。

で、私は「この件で次女は男子に謝りたいのか」と思い「謝るなら、こうするか、あーするのはどう?」と言ってしまったのです。

が、次女は無反応。。。

薄い反応に、「あっ、解決して欲しいわけではなかったんや」とそこで気づく私。私は、再び、気持ちを聴く方へ軌道修正しました。

「火の粉が飛んでびっくりしたんやね」と同じことを再度確認するように言ってると、次女は心に引っ掛かってたものがとれたようで、スーッと寝てしまいました。


「謝りたいのに謝れんかった」と話が始まると、私は「それを解決したいのか」と勘違いしながら、話を聴いていました。だけど、次女は解決とかを求めていなくて、「謝りたいのに謝れなかった」という失敗談を話したかっただけなんだなぁとしみじみ思いました。
「聴くだけでいいのに、私はまた解決しようとしたくなったなぁ。でも、解決の方に踏み込みかけたが、ギリギリで踏みとどまれたからヨシとしよう」と思いました。
(2021年11月1日の記事より)


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