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頭痛で学校を欠席した小2娘に対するイラつきを「怒りのヒミツ」をもとに自己探求してみた

怒りのヒミツ講師のひろみです。

先日、小2の娘が頭が痛いと言って学校を休みながら、薬を飲んだら一時的にすっかり快復したのか、出勤前の父親とキャッキャキャッキャと元気に遊び、さらに私が午前中のオンラインの仕事が一区切りしてふと見たら、タブレットで普段はしないゲームをしていて、猛烈にイラっとしました。

(遊んでるのかよ+普段しないゲームして目を使ったらまた頭、痛くなるよね!という意味あいで)

思わず、嫌味の一つや二つ(や三つや四つ?)も出てしまいました。

でも、ここは一応、講師なので、自分の怒りの中身を探求してみたら、こんなものが見つかって、子に八つ当たり的に嫌味な言い方をしたことを謝りました。

①子どもに健やかであってほしい

→なのに、原因不明な頭痛が多く、私は有効な手立てを見つけてあげられない無力感

②私は一人で気楽で自由で集中できる時間がほしい

→なのに、子は学校に行かず、私の気楽さや自由を奪われた不満・落胆

③子どもには有意義な時間を過ごさせてあげたい

→快復したところで学校で過ごす時間がさほど有意義とも実は思えない。だから休んでもいいけど、私が有意義な時間を提供するのも違う気がする、という嘆き

④子どもには「自分」の心や体の声を聴いて判断できるようになってほしい

→その通りになっていて、子は休む選択やその中でも起きて過ごす選択を自分でしているのだけれど、「熱がなければ学校には行くべし、具合が悪くて休むなら寝てなさい」という家庭で育ったので、熱もないのに我が子が休み、起きて遊んでいると落ち着かない罪悪感のようなものとの葛藤

自分が言ってしまった嫌味は、なかったことにはできないし、説明しても、言い訳じみている気がするので、こういう時は、子が感じたであろう気持ちを子が、言いたそうなトーンで代弁してみます。

「本当に頭痛くて辛いから学校休んで、ちょっと治って気分がいいときくらい、好きにしたいよね。それで嫌味言われたら、すっごい疲れて、それで余計、頭が痛くなりそうだよね」

「だいたい、普段から学校楽しくないのに行ってるんだから、休みたいときは休んだっていいよね。」

「おかあさん、ずっと放ったらかしのくせに、ちょっと通りすがるとその度にいちいち文句言ってきてうるさいよね。ムカつくよね。」

「今日、私、頭痛いけどお風呂掃除したよ。そこはスルーかよって悲しいよね」

そうすると、子は、自分の気持ちを話していい、わかってもらえそう、と思えるのか、

「お風呂掃除のときは本当に痛かったけど、やってほしそうだったから頑張ったんだ。だけど、すっごいガンガンしたから、その時はとにかく本当に早く寝たかった」

「ゲームしていたときは大して痛くなかったんだよね」

「頭が痛くないときはピアノを弾こうかと思ったけど、お母さんお仕事してるから、音を出していいかわからなかったんだ」

など振り返って、本音を吐き出してくれたりします。

私には私の思いや事情があるように、子には子の思いや事情がある、という当たり前のことを再度、教えてもらいます。

子どもにとって、家は安全基地であってほしい。充電できる場であってほしい。そう願っていながら、親である私がやってしまうことは、時に元気充電を逆に消耗させてしまうことです。

でも、「聴く」について学び、「怒りのヒミツ」の講師になったことで、繰り返し繰り返しその内容を思い返し、人にも伝えるんだから自分で体現できないとね、変化がないとね、と自分の怒りと向き合い、表現を選ぶ、間違えたら修正する、を実践して、子どもの元気を満たしてあげることもできます。

(マイナスにしたのを元に戻しているだけかもしれないけど、マイナスのままよりいいよね「元の気=元気」だから。)

そして、元気を満たしてあげられたときは、その子どもの姿と変われた自分に対して喜びと信頼が膨らみます。

「怒りエピソード」には事欠かない、等身大の私が、怒りと仲良くなる「怒りのヒミツ」をお伝えします。

一緒に、「自分」も「周囲」も、元気充電を無駄に消耗させずに満たしてあげられるようになれたら嬉しいです。

(2022年1月16日の記事より)


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