辛いと感じても、大変と思ってもいいんです。40歳で初産&直後のヘタレ記録
こんにちは。リスナー&事務局のひろみです。
3/5産後ケアの日を皮切りに、産後ブログリレーしています。妊婦時と、産後1年後くらいの辛かった時期については前にブログに書かせていただきました。
今回は、その間、出産と直後について書きたいと思います。
高齢出産の特徴の一つらしいですが、私の出産は微弱陣痛が続いて、とにかく長かったなぁという印象。(あとで、近所の産科に「うちだったら、はじめから帝王切開します」と言われました。夫に話したら、「そんな長時間付き合ってられないんだろ」と。本当にそれだけが理由かわからないけど、あり得そう…)
私は、高齢&子宮筋腫のため大学病院病院で帝王切開予定でしたが、結果的に自然分娩になり、前日未明から陣痛が始まり、既に入院していて、ようやく陣痛待機室に移動してからも、後から待機室には入ってきた別の方が先に分娩室に移り、いくらもしないうちに赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたのに、私はずっと待機室でうんうん言っていて、陣痛促進剤が使われることになりました。陣痛室に移ったと聞いて病院にやってきて、隣で新聞を読んでいた夫が、「まだまだかかるな。会社行ってくる」と言って、途中で私を置いて出社しました。(ちなみに私にとっては初産でしたが、離婚歴のある夫にとっては4度目の出産。はじめの3人はすべて地元の産科で、立ち会い出産で取り上げまでしていました。)数時間後に夫が戻ってきて、バランスボールに覆いかぶさる私のお尻にテニスボールテニス当ててもらったりしながら、こんなに私は痛くて辛いのに助産師さんが子宮口を確認する度に「まだ〇センチ」と言うのを本当に情けなく、一体いつまで続くのだろうと暗澹たる思いで聞いた記憶があります。お腹のあかちゃんに、「あなたも頑張ってるよね、長くかかってごめんね、外の世界でみんな待ってるから安心してもう出てきて大丈夫だよ」と念を送りました。
ようやく破水して分娩台に移動してからも長くて、最後は押す人引っ張る人、複数名の医師・助産師が手伝ってくれました。(あとから、メイン担当だった助産師さんが「望んでいた出産と違っていた、と気にしていませんか?」と気遣ってくれたくらい、最後は自力で出した感がありませんでした。でも、体力が残っていなかったので、ただただ有難かったです。)生まれたてのあかちゃんを、大学病院ではできないと言われていた「カンガルー抱っこ」を短い時間でもさせてもらえた時は感無量で、自然と涙がこぼれましたが、そのあと自分から希望して見せてもらった胎盤の迫力もまた忘れられません。夕方に生まれ、その晩こそ寝るときはあかちゃんを預かってくれましたが、翌朝から母子同室でした。授乳やおむつ替えなど、いろんな記録におわれ、気が張りました。(入院中の記録。母乳をあげたあと、決まった量のミルクもあげることになっていて、哺乳瓶の消毒とかも面倒だったなぁ)
当たり前ですが、自分のお股も痛い。排泄するたびにドキドキしました。夜中は、産婦が授乳室に集まって授乳するシステムになっていましたが、とにかく乳首が痛い。ほかの方も塗ってもらっていた馬油ならぬ羊の油を塗っていただき、少しはマシになったので、「これは必須アイテム!」と退院前に病院の売店で購入しました。出産二日後くらいから今度はおっぱいから脇の下にかけてがむちゃくちゃ痛くなってその痛みで眠れず何事かと思ったら、「副乳」と言われ「何それ」。専門的なことはよくわかりませんが、説明を受けたのは、「通常人間は1対の乳房だけど、複数の乳房を持つ哺乳動物の名残で、人間でも乳房のような組織を複数持つ人がいるんですよ。それが授乳をきっかけに張ったりして痛みを持つんです。」と。このときほど、自分が「哺乳類=動物」なんだと実感したことはなかったです。理屈はわかっても痛みは減らず、ヤワな私は、夜中、泣き止まないあかちゃんをずっと起きて抱っこする元気もなく、YouTubeで「子宮の音」「胎内の音」などを検索してスマホを赤ちゃんのそばに置いて音を聞かせたり、ビニール袋をガサガサしたりしてました。。。(ちなみに、この副乳の痛みは退院することにはだいぶおさまっていました)
あとで、先輩ママの友だちに「あかちゃんってこんなに大変って知らなかった」とこぼしたら、「いや~私もそう思ったけど、あんまり言うと産む気なくなっちゃっても悪いと思って言わなかったんだ~人間の赤ちゃんって見た目が三頭身くらいですごい可愛いじゃない?あれ、神様があえてそうしたんじゃないかと思う。見た目くらい可愛くしないと、誰も育ててくれない。みんな『やってられない』ってなっちゃうと思う。」と言っていて妙に納得しました。だから、今、目の前にいる赤ちゃんを正直可愛いとは思えない、本当に子育てが辛い、と思っている方もそんな自分を責めなくて大丈夫です。その辛さを存分に吐き出して、ちょっぴりできる心の余白で必要なヘルプに辿り着いてほしい。心からそう願っています。
(2021日3月23日の記事より)
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