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こどものお手伝いについて、私が大事にしたいこと

こんにちは。
宮城在住のリスナー&講師のあんらくまさみです。
冬休みが終わり、新学期が始まりました。
寝坊三昧の日々が終わり、朝がつらいです。
みなさんお元気ですか?

冬休みに出された宿題の中に、「お家の手伝い」があり、保護者懇談会では「子どもに手伝いをやらせてください」と説明がありました。

私は以前から、家のことを子どもに「手伝わせる」「させる」「やらせる」
という表現が好きになれず、むしろ嫌悪感すら感じていたので、毎回長期休みの度に渡されるこの宿題への取り組みに、あまり積極的になれずにいました。

家族の一員として、やって当然、当たり前。ライフスキルを伸ばす、育む。という考え方もあると思いますが、私が大切にしたいあり方とはなんだかマッチしない。
(ここまで自分で書いていて、私はずいぶん理屈っぽいな。と感じるけど)
一番の理想は本人が必要だと気が付いて動けることだとは思うけれど、そんなに都合よくは動いてくれない(笑)

やらされている、やらねばならないから解放されて、どういう働きかけなら、私の大切にしたい関りができるだろうか。と考えていたある日、
「あてにし、あてにされる関係」という言葉が、かちっとハマりました。

私は息子を頼ってみよう、そして信頼してお任せしてみたら、息子の自己肯定感や、自信を育むお手伝いができるかもしれないぞ!と思えるようになりました。

そして、どうせ手伝ってもらえるのなら、私のリクエストは、お風呂掃除!
「冬休みのお手伝い、もしまだ決めてなかったら、お風呂の掃除をお願いできるととっても助かるんだけど、どうかな?」と息子に持ち掛けると、2つ返事でOKしてくれました。

一番最初は、一緒にお風呂場に行って、こんなふうに洗ってね。を見てもらって、翌日からは息子が担当してくれました。このやり方を思いついたのは、私自身が子ども時代に、母からお風呂掃除を命じられて、自分ではちゃんと洗ったつもりでも、ダメ出しの嵐で、それはそれは悲しい思いをしたからでした。

息子は張り切って、私がお願いしていない場所まできれいにしてくれていました。「ピカピカツルツルで気持ち良いね~。お風呂掃除してくれると本当に助かるなぁ。」と伝えると、とても嬉しそうに、誇らしげに胸を張っていました。

頼りにしてるよ。あてにしているよ。あなたの存在にありがとう。この気持ちを持って、お願いができるようになれて、そしてお風呂掃除からも解放されて、私はずいぶんと気持ちが楽になっています。

頼りにされることから、息子が自信をつけてくれたり、責任感も育ってくれたらいいな。押し付けや、「お前の責任だろ!」と責められたり、これをしなければ居場所はない。という強迫的な関りではなく「自分の出来ることで家族が喜んでくれる。そして、ここは確かな自分の居場所だ!」と思ってくれるコミュニケーションができるように私は今日も悩みつつ、時に頭をかかえつつ失敗しながら挑戦中です。

「今日はやりたくない気持ちなの。ちょっと休みたい。」と息子が言った日に、夫がお説教や、責任を押し付けることなく交代してくれたこともありがたかったです。さぁ、そろそろ息子が帰ってきます。
ごはんの支度をはじめようかな。

お手伝い、をテーマに、おはなしDAYやモヤモヤおはなし会で話してみるのもおすすめです!正解があることではないので「私の場合は、何を大事にしたいかな」、「うちの子の場合は、どんな働きかけができそうかな」、
などが話してるうちにみえてくるかもしれません。

そもそも「手伝って」が言えない!という方には、頑張り屋さんのための「お願い上手になる」コツ講座もありますよ。

(2022年1月23日の記事より)


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