見出し画像

嬉しい話は扱い次第で「孤独」にも深い「つながり」にもなる

こんにちは。リスナー&事務局のひろみです。
前にも一度書きましたが、毎晩、小2の娘と寝るときに、その日のHAPPYを3つ言い合うことにしています。最近では、寝る前に読み聞かせをして、電気を暗くしてベッドに横になってから言い合うので、娘の3つを聴いている間に、既に私は眠くなってしまって、自分のは2つまで言って3つ目を考えている間に、寝てしまうこともしばしば…

私は、仕事の話で嬉しかったことや自分自身の成長で嬉しかったことをたくさん言いたいけど、3つのうち必ず1つは「お母さんネタ」を用意してくれる娘に対して、それはちょっと悪いかな、なんて要らないかもしれない気遣いをしているうちに、私が先に寝落ちしてしまうんです。

娘の「お母さん3つ目は?もう眠いの?ねぇ、3つ目は?…明日でいいか…」という声を遠くに聴きながらスーッと落ちる瞬間は、うっすらごめんね~と思いながらも、何とも言えない安心感や幸福感があります。こんなに私のHAPPYを気にかけてくれる人がいる。私の話を聴きたいってエネルギーを向けてくれる。

そんなときは、翌朝「昨日3つ目言わないでお母さん寝ちゃったよね。3つ目は、あなたがおかあさんのHAPPYに関心をすごく持ってくれて、聴こうとしてくれたこと」と伝えます。(まぁ、いつもではなくて、「早く起きて~あと、なんでここに脱いだ靴下が落ちてるの?!」という朝も有りますが。)

先日は、私がその日のHAPPYの1番目に「大先輩だと思っている人が、私のことを認めてくれて、評価してくれたのがすっごい嬉しかったんだよねぇ」と話していたら、「わぁ、それは嬉しかったねぇ」と心を込めて娘が返してくれました。「大先輩だと思っている人に認められる」嬉しさが8歳にわかるのかどうか、正直不明だけど、そんなことより、「どうやらお母さんにとって本当に嬉しいことだったらしい」と感じ取ってくれて、「それは本当によかったね、嬉しいね~」という娘の私への寄り添いと祝福が溢れているのが伝わってきて、ますます満たされました。
はてさて、逆の立場のときは、娘が学校から帰ってきて、「今日の給食、ココアの揚げパンだった~」と嬉しそうに話してくれたとき、「良かったね~!じゃあ、おやつは甘いものじゃなくていいね。」などと、一気に興ざめなことを言っちゃったりするんですけど…でも、きっと、娘が私にしてくれることを思うと、きっと私もしてあげているときもあるに違いない(笑)

「LISTEN」(ケイト・マーフィ著)という本には、「孤独を感じるのは、『よいことが起こった』のに誰にも注意を払ってもらえなかったとき」と書いてあります。「よいこと」は、その人にとって、どんな意味を持つ良いことだったのか。関心を寄せて、あなたを知りたい、わかりたい、という姿勢で、一緒に喜びを感じながら、大切に扱っていきたいものです。どうぞ嬉しいことがあったら、おはなしDAYで一緒に大切に味わわせて下さいね。

自分の周囲の大切な人のよいことに関心が持てないときは、ご自身の器がいっぱいなとき。話して余白を作ってみて下さい。関心はあるけど、どう扱ったらいいのか、いまいちよくわからないときは聴き方のベーシックコースや子どもの話を聴くコツ講座がヒントになると思います。

+++
前に春を見つけた!と言って娘が大切そうに持って帰ってきた花を私がしばらく経ってからサクッと捨ててしまったら、うんと残念がられたので、「それと似ているでしょう?〇〇ちゃんが作ってくれたの」と持って帰ってきた押し花はラミネート加工しました(ヘッダーの写真です)。他人には思い入れのないものも、本人にはものすごく喜びが詰まっていたり、大切なものだったりするんですよね。
(2021年10月14日の記事より)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?