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ポルトガル生活のマイナス面

ポルトガルに移住した人の文章とかSNSなどをみていると、ポジティブな面がたくさんクローズアップされています。
私もポルトガル大好き人間なのでポルトガル生活の良いところはたくさん出てきますが、今回はあえてポルトガル生活の不満に感じる点について考えてみました。

役所関係の仕事ぶり

まずはこれ。圧倒的にこれ。
ポルトガルで生活する人のほとんどが一度はぶつかる壁ではないでしょうか。
税務署や役所が怖い。とある手続きをしに行った時に、窓口の女性に「え?できないよ!」と言われてしまいましたが、粘ってお願いしたところ、してもらえました。できるんかい!(ツッコミ)
あと窓口で「ポルトガル語話せる人と来て」と冷たく言い捨てられたこともあります。日本の役所の窓口の人って本当に親切だと思う。もちろんポルトガルでも中には親切な人もいますよ。

移民にとって一番の強敵はSEF(移民局)です。予約が取れず電話も繋がりません。SEFとの戦いについてはこちらの記事に詳しく書きました。(有料です)

坂道が多い、歩きにくい

ポルトガルはとにかく坂が多い。生活していると足腰が強くなります。
しかし足が悪い方や車椅子の方にとって大変だろうというのは想像に難くありません。(車椅子の方は日本と同じくらいの頻度で見かけます。)
駅のエレベーターやエスカレーターも故障して止まっていることが多いです。

あとは石畳。見る分には模様が美しくて大好きですが、これがツルツル滑ります。雨の日はとても危険。
石畳自体もでこぼこしているので平らな歩道というのがあまり無く、慣れるまでは歩くだけで疲れてしまいました。

税関問題

日本から荷物を送ってもらうと、高確率で税関に引っ掛かります。
何か通販した時ならまあわかるのですが、知り合いが送ってくれた諸々やプレゼントなども全て引っ掛かります。
具体的には税関から「関税処理をしてください」という内容の手紙やSMSが届くので、オンラインで手続きをします。これが本当に面倒です。「書類が足りん」と突き返されることもしばしば。そして書類が通ったところで関税が高い。でも払わないと荷物を受け取ることができません。
荷物が税関に引っ掛かったら、関税を支払うか日本に送り返されるかの二択です。(関税を支払わず荷物を受け取るという選択肢は多分ない。)

他の国がどうなのかはわかりませんが、ポルトガル人も含めてポルトガルの税関に悩まされる人は多いです。なので、どうしても必要な物以外は送りませんし買いません。

やっぱりポルトガル語

ポルトガル移住の良い面として「英語が通じる」と言う人もいます。
でも基本的には生活に関わる言語は全てポルトガル語。公用語だから当たり前ですね。
旅行先としての良い面なら「英語が通じる」は大いにあると思いますが、生活するとなると余程のお金持ち(お金で通訳を雇える人)以外はペラペラである必要はありませんが最低限のポルトガル語は必要です。
そもそも移住してその国の言語を学ぶ姿勢がない人って、その国や人や文化への敬意がないように感じてしまいます。(駐在など自分の意思じゃない場合を除く。)「その国が好き」というより「その国の上澄みの綺麗でお得な部分が好き」なように見えてしまうからでしょうか。
ちなみに私は英語よりポルトガル語の方が好きです。音の響きとか。言語レベルは同じくらいですけどね。

そのほか「暗算が苦手なのかお釣りの間違いが多い」「たまにある公共交通機関のストライキ」「水か乾燥か強い日差しの影響かは不明だが抜け毛が増えた」「日本との直行便がない」などの不満点はありますが、概ね満足して生活しています。
私は他の国での生活経験がないため日本との比較しかできません。他の国から見るとどうなんでしょう?

今回はポルトガル生活でのマイナス面についてでした。それでもポルトガルが好き。


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