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講演1 @長崎県立大学編 国際マーケティングとグローバル・マーケティング・リサーチ

 今回は、長崎県立大学の経営学部国際経営学科での講演について紹介。

 講演内容は、「国際マーケティングとグローバル・マーケティング・リサーチ」である。写真は、サウジアラビアでの調査の様子。

 今回の学生向けのキーワードは、「イノベーションは、辺境から」

講演目次:

 リサーチの本質やポイントなどを教えつつだったので、感想の大半は、リサーチに関する内容に。

講義風景

学生からの反応例

「新興国が国戦略ではなく都市戦略だということや急速に千変万化する社会情勢やターゲット層に応じたマーケティングの差や、現在第一線で経営戦略をされているプロの話は身になったしとても興味深かった。ここ一年で経営について学んでいたがまだまだ実践的な視野まで学んでなく、これからの勉強が楽しみになった。」

学生A

「実際の経験や事例に基づく国際マーケティングの解説は、本などで読むよりわかりやすく面白かった。それぞれの国で価値観や欲しているものが違うということはなんとなくわかった気でいたが、国民性などの事例を通してより高度なレベルで理解できたと思う。来年この授業を取る一年生にもぜひ聴いて欲しい授業だったと思う」

学生B

「同じ地域・国の中でも、国内の格差や異なる文化によってニーズが変わってくる。そのためマーケティングリサーチをする際には、実際に現地に行って現地の人のことを知り、調査方法や目標も変えていく必要があると分かった。また、リサーチャーに限らず現代の社会人は、デジタルを上手く活用し作業効率を上げ、学びと実践を組み合わせながら行動することを求められている。そのためにもデジタルの機能を使いこなせるようにしたり、様々なことに挑戦し、経験を積みながら学んでいきたいと思った」

学生C

「国や都市によって感じる幸運や物に対する価値が違うということを講義を通して学びました。その点で、リサーチをしなければならないし、わたしたちが他の国に対してリサーチをする際には自分達の文化や考え方を押し付けるのではなく、視点をかけて考えなければならないと考えました。また、全てがリサーチ、コンサルタントの分野で回答を出せるのではなく、課題によってリサーチ方法、手法を変えなければならないと感じた」

学生D

「本日の講義を通して、マーケティング・リサーチにおける重要なポイント3点を理解することができました。昨年、ベトナム製菓製品のマーケティング・リサーチを行ったこともあり、まさに国単位で見るのではなく、都市単位で見るべきという点は納得させられました。さらに、文化や宗教、価値観の違いなど数値では見いだせない要因に対し、どこで線引きをするのかという判断が非常に複雑であり難しいと感じました。
また、マーケティング・リサーチに関する事柄だけでなく、生きていく上で重要な考え方をご教授いただきました。日本の学生に欠けているとされる、経験したことを自分なりの理論とどう結びつけ、落としこんでいくかということを意識しながら今後の学生生活を過ごしていきたいと感じました。
貴重なご講演、ありがとうございました」

学生E

 嬉しいコメントばかりでございまして、このような機会を頂いた大久保先生(元JETROホーチミン)へ感謝申し上げます。加えて、現在のリサーチ業界は、多様な人財を求められている中、近隣業界(コンサルティング業界、マーケティング業界等)との優秀な人財の取り合いが激化しているのが現状である。少しでも、リサーチ業界に貢献できればと願う。

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