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Lisk SDK v5 環境構築手順 -WSL2なUbuntu18.04編-

この記事はあくまでLisk SDK v5の環境構築手順として書いています。
が、それ以外の用途でももちろん使えます。
その辺り考慮しながら御覧ください。
Lisk SDKの用途でない場合はMicrosoft Storeにある好きなディストリビューションを入れてもいいです。

はじめに

Lisk SDK v5では組み込みDBになったので、以前までのSDKのようにDocker入れてPostgreSQLを入れてみたいなことをしなくてよくなりました!
UbuntuさえあればあとはLisk SDKを入れるだけ!
なんと楽になったのでしょう...

ということで、環境手順書くよ!というのがこの記事の内容です。

推奨環境であるUbuntu18.04を使います。
「VPSでUbuntu18.04用意できるぜ!」、「VMで(以下略)」の人や、Windows10以外の人でUbuntu18.04を用意できない人は、「ほえー」って感じで見ていってください。

前提条件

・x64 システムの場合:バージョン 1903 以降、ビルド 18362 以上
・ARM64 システムの場合:バージョン 2004 以降、ビルド 19041 以上
・BIOSで仮想化が有効になっていること

手順はMicrosoft ドキュメント『Windows 10 用 Windows Subsystem for Linux のインストール ガイド』を簡略化して書いてます。
詳しくはそちらをどうぞ。


1. Windowsのバージョンを確認する

スタートメニューを開いて「winver」と入力してEnter
または、設定>システム>バージョン情報で確認

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前提条件外の場合はWindowsアップデートをしましょう


2. 仮想化が有効化されているか確認する

タスクバーを右クリック>タスクマネージャー
でタスクマネージャーを開きパフォーマンスタブのCPUを確認

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有効になっていない場合はUEFI/BIOSで変更してください。
UEFI/BIOSはPCによって起動方法や設定メニューが違うので説明書やGoogleなどで検索してください。
「わからん...」という人はVirtualBoxやVMWareなどでUbuntuを導入しましょ?


3. Windows PowerShell を「管理者として実行」する

好きなターミナルアプリがある人はそれでもOK。
Windows Terminalとかおすすめ。


4. Linux 用 Windows サブシステムを有効にする

以下のコマンドを入力する

dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart

「操作は正常に完了しました。」と出ればOK

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管理者特権云々というエラーが出た場合はPowerShellを「管理者として実行」出来ていないです。「管理者として実行」してください。


5. 仮想マシンの機能を有効化する

以下のコマンドを入力する

dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart

「操作は正常に完了しました。」と出ればOK

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6. Linux カーネル更新プログラム パッケージをダウンロードしてインストールする

以下から自身のマシンにあったものをダウンロードしてください。
x64 マシン用 WSL2 Linux カーネル更新プログラム パッケージ
ARM64 マシン用 WSL2 Linux カーネル更新プログラム パッケージ


7. WSL2を既定のバージョンとして設定する

以下のコマンドを入力する

wsl --set-default-version 2

​エラーが出なければOK

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仮想化云々というメッセージが出た人は「仮想化が有効化されているか確認する」を見て...


8. Ubuntu18.04を導入する

Microsoft StoreからUbuntu 18.04をインストールしてください


9. Ubuntu18.04の使用準備をする

・スタートメニューからUbuntu 18.04を起動
・ユーザー名とかパスワードを聞かれるのでテキトーに入力

設定が終わるとこんな感じになるはず

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ここまで出来たらあとは好きに遊んでください!
お疲れ様でした!


*. Windows10からUbuntu18.04のファイルとかを確認する

エクスプローラを開いて \\wsl$\ubuntu-18.04 にアクセス

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ネットワークドライブの割り当てをしておくといいかもしれない


*. Ubuntu18.04からWindows10のファイルとかを確認する

Ubuntu 18.04アプリ内で以下のコマンドを入力

ls /mnt/c
Cドライブがマウントされている


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